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台湾ひとり研究室:本屋編「おしゃべりBOOKナビのご案内。初回は1/23(木)20:00〜」

2025年、やりたいことをいくつか考えていますが、昨年から考えていたことのひとつが「読書会」です。

台湾という地にいて、日本語の書物を読んでその感想を誰かと心ゆくまで話す、という機会は多くありません。日本で参加していた読書会がコロナを境にオンラインになり、3年ほど前から復活しましたが、もっと本の話をしてみたい、と思っていました。最初に考えたのはこんなことです。

・開催場所:オンライン上
・使用プラットフォーム:ライブ配信可のSNS(インスタorスタエフ)
・使用言語:日本語
・取り上げる本:ジャンル問わず

昨年末からこの件をつらつら考えていました。けれども、ここから先に進めず……考えていても仕方がないので、思い切ってやってみよう!と始めることにしました。ええ、ワタクシ走りながら考えるタイプです。そして初回をやるにあたり、具体的に詰めてみました。

◆いつやる?

いつやるかを考えるにあたり、試しに本にまつわる記念日について調べてみました。ええ、結構マジメです。すると世の中には、世界読書デー(図書・著作権デー、読書の日など言い方は各種あるようです)なる素晴らしい日がありました。1995年にユネスコが制定したのは、4月23日。この日は日本では「子ども読書の日」だそう。

日本だけなら、1924年に出版社や書店が制定した「10月27日」があるそうですが、ははあ、だから「読書の秋」なのか、と妙に合点がいきました。

ただ、使うのは日本語にしようと思っているけれど、時間さえ合わせられれば、世界中と繋がれる現代、どうせなら日本だけではなく私のように海外で日本語の本に飢えている人と一緒に話したい。

ということで、毎月23日の夜に行いたいと思います。

◆どこでやる?

これもまた難問でした。zoomやGoogleミートなどオンライン会議システムを使うことも考えましたが、あまり複雑な手続きにしたくはありません。手続きを複雑にするとハードルが上がってしまいますからね。気軽にしたい。

ということで、私の使っているSNSアカウントで、気軽に始められるものを選ぶことにしました。スタエフで、とも考えたのですが、表紙や装幀、中身をチラッとお見せしたりとか考えると、映像があったほうがいいなと思いました。そこで、去年開設した本専用のアカウントを集合場所にしたいと思います。ご興味ある方、ぜひフォローください。

ここで毎月23日夜集合。

なお、Instagramにはアーカイブ機能もあるので、都合が合わなかった人も参加できるようにしておくつもりです。

◆どんなふうにやる?

読書会というと、1冊を精読してきた参加者が互いに感想を話し合う、というやり方をイメージする人が多いのではないかと思いますが、年間に刊行される本の数を考えると、月に1冊なんて少なくありません? せっかく集まるのであれば何冊あってもいいし、読んでいなくたって参加できる会にしたい。

ということで、特に決めません。初回は、ひとまず30分限定でまずは私が本について話す形にしてみます。日本のビジネス実用書、あるいは台湾をテーマにした書籍、そして私が以前担当していた「台湾ブックナビ」というコラムで紹介してきた台湾発の書籍について取り上げます。あと、最近読んでいる本もご紹介したい。そして、ライブ配信中に皆さんからコメントをいただき、それを取り上げながら進められたらと思っています。

このあたりは、やりながら微調整していきます。まずやってみて考えます。

◆どんな場にしたい?

読書会というと硬いイメージがありませんか。なんかふらっと立ち寄りにくい。またこれも変えるもしれませんが、「おしゃべりBOOKナビ」という名前でスタートしてみようと思います。

とにかく本の話をしたい。これまでご紹介したものは、表紙の掲載許可をもらったタイトルだけなのですが、それ以外にもおもしろかったものもご紹介しつつ、今読んでいる本の話もしてみようと思います。

また、(この人とこの本の話をしたいなあ)と思う案がいくつかあるので、スタートしてみて、適宜、ゲストにいらしていただく、という形を取ろうと思います。

「私も誰かと本の話をしたい!」という方、ぜひお越しいただき、あなたの1冊の話を聞かせてください。ワタクシ、書籍については結構な雑食タイプですので、文学、漫画、エッセイ、ノンフィクション、実用書、自己啓発……ジャンルは問いません。紙本だろうとKindleだろうとシーモアだろうと、かまいません。

ただただ、本の話をする。本の話を聞く。そんな場にしたいです。

◆注意事項をひとつだけ。

わたし自身、本の読み方は人それぞれでいい、と思っています。学校の国語の授業では、正解と不正解がありましたが、読み方や解釈が違うのがおもしろい、と思うのです。1冊の本の解釈は読む人の数だけある。そんなことも楽
しめたらいいなと思っています。

ということで、初回は2025年1月23日(木)20:00(日本時間21:00)に上記のインスタアカウントまでお越しください。お待ちしています!


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田中美帆|『高雄港の娘』春秋社アジア文芸ライブラリー
勝手口から見た台湾の姿を、さまざまにお届けすべく活動しています。2023〜24年にかけては日本で刊行予定の翻訳作業が中心ですが、24年には同書の関連イベントを開催したいと考えています。応援団、サポーターとしてご協力いただけたらうれしいです。2023.8.15