言葉の嫁入り道具?

おばあちゃんの話は、ダイヤモンド

テクノロジーがどんどん進化しているから
ある年齢以上の人は、パソコンもスマホも
使うのをあきらめてるみたい。
私だって息切れしながら、何とか仕事してます。

でも、デジタルからこぼれ落ちた
素晴らしい言葉の世界ってあるんですよね。
それが意外に人を支えたりする。
今回は女性編です。

若い頃は、おばあちゃんて昔気質で
お説教臭いことばっかり、と思ってたかも。
私もそうだった。
ある時、高齢の伯母がいつも口にする言葉
「人は良きを見、朝は〈気〉を立て、夕は情を慰めよ」の
意味を聞いてみた。インタビューしたんですね。

これは、お嫁に行く時に伯母の母親が
どんな事があっても、これを忘れてはいけないと持たせた
言葉の嫁入り道具だと思うんです。
翻訳するとね(笑)

人は良きを見・・・・・
これはわかりやすい。どんな人でもいい所を探せ。

朝に〈気〉を立て・・・・
昨日までの気がかりは置いて、          新しい日は新しい気持ちで仕切れ

夕は情を慰めよ・・・・
あなたも私も辛い思いをしたからよく      くやったよねといたわり合おう

ってことなんだそうです。
まだ生意気な20代の私は、面倒くさい気がしました。
嫌な人は遠ざければいいし、だいたい毎日気持ちを切り替え
一日の終りはいたわり合うってめんどくさい。
それがね、結婚したらビシバシ役に立ちました。


オノ・ヨーコさん「Be Noble」への疑問

どうしてもインタビューしたかった
オノ・ヨーコさんに会えたのは2012年12月。
日本有数の財閥の長女として生まれ
お母さんからは「人として品格を~Be Noble」と言われて
育ったそうです。そこには、とんでもないことはしてくれるな、という
暗黙のニュアンスがあると感じたらしい。
ご存知のようにオノ・ヨーコさんは前衛芸術家となり
その後ジョン・レノンの妻になった。

取材時に、いまは何を指針としているかと伺ったら
「私らしく~Be myself」と即座に返ってきました。

ちなみに私の母は
「影口と告げ口は別もの。
自室で影口はやむを得ないけど、告げ口は人を陥れる」と
言ってました。私の嫁入り前からね、心配だったのか(笑)

とくに思い出せないなあ、という時は
さり気なくインタビューしてくださいね。


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