ChatGPT壁打ちの楽しみ方
ChatGPTを利用してアイデアを壁打ちしていると、時折奇妙なことに気づくことがあります。壁が、いや、人が壁に見えてくる瞬間があるのです。
この記事では、壁に見立てた個性の質感を通じて、ChatGPTと人間の違い、そして人間の魅力に迫ります。
人が壁に見えるとはどういうことか?
壁は様々な材料や質感でできています。同じように、人も異なる個性を持ち、その個性が壁の質感のように多様性に富んでいます。木の温もり、石の堅実さ、金属の冷たさ。これらの質感は、人それぞれが持つ独自の特徴に似ていると思うのです。
ChatGPTとの対話:均一な壁のような返事
ChatGPTは、一貫性のあるルールに基づいて対話します。質問に対しては常に同じようなスタイルで返事をし、情報を提供します。これはまるで、同じ材料で作られた均一な壁のようです。確かに、ChatGPTは驚くほどの知識を有し、論理的で的確な情報を提供できますが、そこには人間の温かさや独自の経験に基づいた視点が欠けています。
人間との対話:多様な質感と色彩が広がる世界
一方、人との対話は、多様な壁の質感があるように、個性や感情が表れています。同じ質問をしても、人や状況によって異なる返事が返ってくることがあり、それが人間の魅力の一部です。
例えば、質問: "好きな食べ物は何ですか?"
ChatGPTの返答: "私は食べ物がありませんが、一般的に人気なのはピザですね。"
人の返答1: "私は寿司が大好きです!"
人の返答2: "野菜が好きで、特にトマトがお気に入りです。"
このように、人は感情や経験に基づいて異なる返答をすることがあり、その多様性が個性の豊かさを生み出しています。
壁と人、異なる視点の魅力
ChatGPTへの壁打ちが過ぎると、人が壁に見えてくる。この現象は、私たちのコミュニケーションを象徴していると思います。ChatGPTが均一な返事をする壁のように対話する一方で、人は異なる質感や個性を持ち、それが人間関係やコミュニケーションの魅力となるということです。
「この人にこのボール(問い)を投げたら、こう返ってくるのか。」と感じたら、壁に見立ててみてください。
返ってきた答えが、落ち着いた印象の回答であればこんな壁かな、と。
予想とは違う返事がきたらこんな壁かな、と。
人を壁に喩えてみることで新しい洞察を生んだり、その人をより深く理解したりできるキッカケになります。
さて、ここまででChatGPTを通して人の魅力を再認識することができたわけですが、逆にChatGPTがの個性を持ち始めたら、ドラえもんのような人間に寄り添うAIロボットになるのではないかとワクワクします。
私はたまに、以下のプロンプトを設定して個性的なAIとの会話を楽しんでいます。
大阪出身の芸人さんという設定をAIに演じてもらった例です。この流れで聞いたネタは全然面白くなかったです。お笑いはまだまだAIには難しいのかもしれません。
ということでChatGPTへの壁打ちで人の魅力に気づくことができますので、対人関係で困っているときなどは、機械との会話はお腹いっぱいと思えるくらいAIを活用した壁打ちをしてみると良いかもしれません。