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新刊『事例で学ぶOJT 先輩トレーナーが実践する効果的な育て方』2021/7/3出ます!(父、たぶん、喜ぶ)
5年ぶりに1から書き下ろしで本を書きました。
今回が10冊目の著書になります。
(うち、3冊は電子のみの出版で、プラットフォーム自体が消滅したので、私自身もその本を持っていません。現存する紙本は、7冊)
2003年、ひょんなことから企業のOJTをお手伝いするようになり、OJTについて勉強すると共に、企業の皆様と試行錯誤しながら、OJT制度を整える支援をしたり、OJTトレーナーに「教え育て方」をお伝えする研修を提供したりしてきました。
現場のOJTの取り組み例には、非常に面白いものが多く、「それはいいですね」「感動した!」「困ったなぁ」と深くうなずいたり、首を傾げたり、共に悩んだり、みんなで大笑いしたりしてきましたが、途中からメモに残し始めました。
ネタ帳がたんまりたまったので、本にしたいなと画策したのですが、なかなかうまくいかず、2年くらい経過。
昨年2020年6月に、以前1回本を出している経団連出版の方からその初回の本の増刷連絡をいただいたので、返信ついでに「次の本のネタがあるのですが、出すことは可能ですか」とダメ元で相談しました。
とんとん拍子で出版企画が通り、2021年4-5月に出版という計画で動き始めたのです。
ぼちぼち秋ごろから書き始め、年末年始の連休でどーっと仕上げる予定でしたが、2020年10月末、父が体調を崩し、11月5日に鬼籍に入り、そこからもう怒涛の後始末(事務的なこと)が押し寄せてきて、執筆どころじゃなくなり、結果的に2か月遅れての出版と相成った次第。
で、その父ですが、体調崩して妹と二人で10月31日に見舞いましたが、何か喜ばす話はないか?と思い、
「私、いま、本を書いて、いる、からー」と耳元で大きな声でゆっくり伝えると、それまで息も絶え絶えな雰囲気の父が、かーっと目を見開き、寝たきりなのだけど、身を乗り出して(という雰囲気で)、
「そうか!本を出すのか!いつだ!」
と満面の笑み。(生気がよみがえる)
ああ、娘が何かしているのって嬉しいんだな、と思い、
「来年の4月だからね!できたら持ってくるからね」
というと、「おお」と言ってました。
それから数日後、夜中にすっと逝ってしまったわけですが、最後の最後まで、
「淳子が本を出す」
と言って、喜んでいたので、それなりに幸せな気分で旅立ったのかなと思います。
・・・しかし、約束の4月になっても5月になっても全然出来上がらないので、短気で怒りっぽい父は、あちらでイライラしっぱなしだったかもしれません。(知らんけど)
というわけで、あと数日で、本出ます。
お父さん、約束の本、出ました。
天国のAmazonでも入手できると思うので、ぽちっておいてください。
こちらは、お母さんに届けておきますんで。