「運転免許証」を返納してきた!
免許を取ったのは、大学2年生くらいの時だったか。教習所にだいたい20万円くらい払ったと思う。1983年ごろかな。
近所の同級生が通っていて、勧めてもらった世田谷の教習所に通ったのだが、同じ時期に、田原俊彦さんが通っていて、「おお、あの超有名アイドルもこうやって講習を受けているのね」と思ったものだ。俊ちゃんは何度か見かけて、でも、特に、きゃーってなることもなく、そのうち、私も免許取れたし、俊ちゃんに会うこともなくなった。会うといったって、毎度「見かけるだけ」だったけれども。
免許を取ってしばらく親と同じ車を近所の買い物くらいでは使っていたが、そんなに運転は好きでもなく、遠出もしなかった。
最後に運転したのが、27歳の時である。
アメリカ出張に初めて行った時、上司からの条件が「アメリカでレンタカーを借りて運転すること」だったので、慌てて練習して、アメリカでばんばん運転し続けて、無事、出張からも帰ってきた。
それが最後の運転の記憶である。最後に運転したのがアメリカなんだよねぇ、というプチ自慢。
そこから35年くらい運転しないまま、ゴールド免許の更新だけ続けてきた。
2024年12月に「免許証更新のはがき」が来て、「あ、そうだ、免許証、更新だわー」と気づいたのだが、「はて?私はこれ、要るのだろうか?」と考えた。
身分証明書としてしか機能していない免許証だったが、マイナカードも持ち歩くようになり(マイナ保険証になっているので)、身分証明書としての機能も不要になった。
更新にもお金もかかるし、講習会も受けなければならないし、失くすと面倒だし、もう要らないんじゃないの?と思って、返上することにした。
今日、たまたま光が丘方面に用事があったので、帰りがけに、光が丘警察に立ち寄った。警察に正面玄関から入るって結構勇気がいるが、ふつうの役所というムードを漂わせている場所だった。ずんずんと入って行き、総合受付で「免許証を返上したい」と伝えたら、すぐ隣にある「免許関連窓口」に案内してもらえた。が、そこで「運転経歴証明書」が欲しいと伝えたところ、「それだと、これとこれが必要で」と言われることになる。
・3×2.4の証明写真 → どこかで撮って来てください
・「運転経歴証明書」を郵送してもらいたいなら、レターパックライトを郵便局で買ってきてください
う!そうなの!?
いったん、警察署を出て、街中の証明写真を撮るBOXを見つけ、操作しようとしたら、どうにも動かない。(電源入っていたのだろうか?)
BOXには、操作の説明が一切書いてない。椅子に座っても動かないし、パネルみたいなものに触れても何も出てこない。BOXの外に書いてあるのか?と思って、出たり入ったり、文字という文字を全部読んだが、どこにも書いてない。
ここでは撮影できない、あきらめた。
郵便局で、レターパックライトは購入して、いったん帰宅した。
自宅近くの写真スタジオで証明写真を撮ってもらうことにした。(これが高くついたw)
よし、材料は揃った。今日じゃないと行きたくないというか、次にいつ行く気になるかもわからないので、善は急げ!で、今度は別の警察署に行った。(自宅から徒歩40分くらい。雨なのに)
再度、「免許証返上です」と伝えると、これまたすぐ案内されて、手続き。
超簡単!
「運転経歴証明書発行までは、身分証明書がなくなりますが、大丈夫ですか?」と確認され、「大丈夫です!」と返事。あっという間に無効にされて、穴開けられて、「最後の免許証ですから、記念です」と返してもらえた。まあ、運転してきていないので、あまり感傷的にならないのだが、40年間ありがとう、って気分にもなる。多少は。
以下、かかった費用。
・写真 2680円(写真スタジオで撮ったので。BOXなら1000円だった)
・レターパックライト 430円 ←郵便局で購入
・「運転経歴証明書」発行手数料 1100円 ←警察で支払う
計 4,110円(免許返上、お金が結構かかるものだ。でも、まあ、仕方ない。)
2週間後くらいに「運転経歴証明書」が郵送されるらしい。
警察署に取りに行けば、430円はかからないので、一番安く済ますなら、
2,100円(写真代+申請代金1,100円)でできた、はず。
警察官がタンタンと作業を進めていくので、最後に訊いてみた。
「私、60代なんですけど、返上に来る人としては若いほうですか?」
「はい、それはもう、ものすごく若いです。本当に運転しないんですか?」
「ええ、そもそもすでに35年運転していないですし、身分証明書としてももう不要だなと思って」
「いやあ、この年齢で返上って、ホントに驚きました!」
「お世話になりました」
・・・・というわけで、61歳11か月。
運転免許証を返上してきました。
「運転経歴証明書」を持っている&65歳以上である、というと、あれこれ優待が訊くお店などあるらしいので、3年後が楽しみ。
もらったもの。↓
「申請による運転免許の取り消し通知書」
2025年1月6日付「東京都公安委員会」印の書類。
一つ何かを片づけると、一つ分身軽になれますね。
#今年やりたい10のこと のうち、一つをクリア!