遠近 中近 近々
この夏はほとんど休職期間中で、人にも会わず外にも出なかったが、一件だけ大きな買い物をした。
それは、遠近・中近・近々の3点のメガネだ。
きっかけは、大人気noter(且つアルファツイッタラー)のぬえさんのつぶやきだった。
ちょうど、愛用してきた遠近両用使い捨てコンタクトでは、遠いところが見えにくく、これ以上の矯正視力は「コンタクトでは限界がある」とコンタクトレンズ屋さんに告げられてちょっと困っていたタイミングだった。本を読んで、目を上げた先に座ってる猫の輪郭がぼんやりするのがイヤだった。
ぬえさんのつぶやきを読んで、「そうか!用途によって使い分ける手があるよな!」と腑に落ちて、
⑴ 遠近は映画・観劇、旅行で遠くを見る時
⑵中近は普段の生活
⑶近々は仕事でモニター見る時と読書
で使い分けることに決めて、休みに入って通院の帰りの平日に、眼鏡屋さんに行って事情を話し、3種類のメガネを作ったのでした。
視力を測ってレンズを調整してくれた店員さんはとても誠実で粘り強い人で、出来上がったメガネはバッチリと顔にも目にも合って。
しばらく外にも出ないしモニターも見なかったので、その利便性を感じ取る隙間がない生活をしていましたが、やっと生活のリズムを取り戻し職場でモニターを見たり、壇上に上がるような仕事も再開したので、「ああ、3種類作ってよかったなあ」としみじみ思います。
近々眼鏡、デュアルモニターで仕事する時とか、紙資料確認しながら入力する時とか、目の疲れが全然違う。今度ブルーライトカットのレンズで近々作ってみようかな。
顔に合わせて大体三つとも同じ形で作った。どれがどの度数かわからなくなるかもしれないと思ったので、近々は濃いめの茶色、中近はベージュ、遠近は透明に近くてツルだけ一部茶色にしてみたら、間違わなくなった。明るい透明は遠くを、濃い茶色はギューっと近くを、、と体で覚えたから。
特に、遠近でずいぶん遠くがはっきり見えるメガネを作ったのがよかった。日が暮れる時の、空や雲の色がとても綺麗に通勤電車の窓から見える。
いっぺんに複数作ると、背広と同じでお値段も安くなるのも良き。(店舗によるかと思います。)
ぬえさんは、雑誌クロワッサンオンラインサイトに連載を持つほど素敵な文章を書かれる方です。今年度の朝ドラ「虎に翼」と大河ドラマ「光る君へ」のドラマ評、毎回楽しく読んでます。有意義な情報をありがとうございました。生活の質が上がりました。
『蝉子は新しい武器を手に入れた』
『この武器を手にどこまでも行こうハレルヤ!』