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オペラ「サトコ」よりインドの歌
浄書のきっかけ
私はこの曲を知りませんでした。
大人のクラリネットの生徒さんに取り組みたい曲を考えてもらったところ、これはどうでしょうとのことで初めて聞いてみて、とても素敵な曲だなと思いクラリネットの譜面が見当たらなかったので作ることにしました。
浄書するにあたって、歌の演奏はもちろん、バイオリンやアルトサックス、フルートの演奏を参考にしました。
演奏するのは簡単ですが、奥が深い曲です。
テンポはゆったりで譜面も簡単に見えますが、演奏してみますと奥が深いです。譜面の難易度としては中級、といったところでしょうか。半音の進行がたくさん出てくるので、半音の運指を理解するのにちょうどいい曲かと思います。
表現としては、こういったゆったりした曲はメトロノーム通りに吹いては魅力が半減してしまいます。絶妙な具合(やりすぎず、やらなすぎず)に押し引きすること、伴奏の和音の響きをよく聞いて恐れずに感じたまま表現することがポイントです。
制作の小話
![](https://assets.st-note.com/img/1681433137361-iFXKKtWGkb.png?width=1200)
上の画像は参考にした楽譜のピアノによる前奏の一部分です。
赤い矢印で示した上向き符尾付点四分音符と下向き符尾二分音符の配置にどうしても違和感を感じていました。付点が符頭と符頭の間に挟まっているような具合がどうしても見にくくて(私だけでしょうか)、今回の楽譜では以下のように変更しました。
![](https://assets.st-note.com/img/1681433546046-smwrVE8DUq.png?width=1200)
二分音符と付点四分の位置を逆にしました。
加えて、水色で示したスラーは声部がより分かりやすいように、複数レイヤーあるときは上向き符尾のものは上につけるよう統一しました。
見比べてみていかがでしょうか。
どちらが見やすいでしょうか。
もし詳しい方で「これ違ってるよ」というのがありましたら、ぜひご教授願います。
楽譜情報
編成:クラリネット&ピアノ
曲名:オペラ「サトコ」よりインドの歌
作曲者:リムスキー=コルサコフ
演奏時間:約3分00秒
楽譜の調性:ヘ長調(原曲:ト長調)
ページ数:スコア→4ページ、パート譜→1ページ(すべてA4サイズ)
![](https://assets.st-note.com/img/1681428817006-qK36E9R9dj.png?width=1200)
楽譜は、楽譜ダウンロードサイトPiascoreで販売しています。
【楽譜】オペラ「サトコ」よりインドの歌 / ニコライ・リムスキー=コルサコフ (クラリネット / 中級) - Piascore 楽譜ストア