tanaka toshi

バリ島に17年住み島根県美郷町へ移住。インドネシアの辛味調味料”みさとサンバル”を作って地域と都市の新しい可能性を発見中。お腹が気になる44歳。4児の父でフリーのグラフィックデザイナーもしてます。

tanaka toshi

バリ島に17年住み島根県美郷町へ移住。インドネシアの辛味調味料”みさとサンバル”を作って地域と都市の新しい可能性を発見中。お腹が気になる44歳。4児の父でフリーのグラフィックデザイナーもしてます。

最近の記事

地方創生と進化論【バリから始める地方創生(9)】

ものすごくものすごく久々に書きたいことができたので書くいておくことにしました。地域おこし協力隊になってちょうど4年が経ちます。この間、ずっと「地方創生とはなんだろう?」と考え続け、アクションを起こしてきました。今までやってきた「まだ知られていない魅力を商品化して伝える」をここでもやらせてもらえた環境に感謝するとともに、ようやく見つかった答えらしきものをここに記しておきたいと思います。僕がそうであったように、「地域おこしってなんだろう?」の答えへのヒントになればうれしいです。

    • 地域移住と学校生活【バリから始める地方創生(8)】

      3月17日。昨日は長男の小学校の卒業式でした。月並みですが新しい門出に胸がいっぱいです。 1年前にはこんな卒業式を迎えられると思っていませんでした。というのも長男の学年には問題が頻発していたからです。いじめに値する行為が行われていたこともありました。 転校してきたのは4年生の2学期。自然豊かな田舎の町で生徒数も少なく担任の先生の目も行き届くはず。そのころ妻も僕も学校問題については全く注視していませんでした。 実は難しい地域への転入問題 地域(過疎地)の小学校というのは

      • 人生3級のススメ【バリから始める地方創生(7)】

        島根県美郷町に移住して2年半。今度地域の魅力を語るという美郷町で行われるカンファレンスに僕も登壇することになりました。 いや、いいのか。並んでる他の方々と比べて遜色が、ある。大いにある。 せめてもっとプロフィールとか写真とかなんとかならなかったのか。 オチ担当なのか?? ともあれ、自分からガンガン前に出る性格ではない僕は、こういうお誘いは断らない方針なので精いっぱいやらせてもらいます。移住者として異邦人としての暮らしはもう20年近く。その視点からお話できることはあるの

        • 地域にサンバルの花は咲くか。【バリから始める地方創生(6)】

          「コリコリ弾力ある頸動脈にさわっているぞォジョジョ!」 独特なセリフ回しが読者のハートをわしづかみにし、震えるほどヒート!させるジョジョの奇妙な冒険。中学生の頃から大好きな漫画で、掃除の時間には友人の背中に波紋パンチを打ち合っていました。 ブルブルと拳を振動させながらあてるのがコツです。太陽のウェーブ感が大事です。 ジョジョは主役が代替わりしていくのが特徴でもあるんですが、その9番目の主人公がいよいよ登場しラストシリーズと噂される第9部「JOJOLANDS」がウルトラジ

          バリ人に学ぶ異文化との共存。【バリから始める地方創生(5)】

          少し前ですがまた地方についての記事が出ていましたね。「この町に住むための7か条」みたいな。”都会風を吹かすな!”というワードが強めのインパクトです。 「都会風を吹かすな、品定めされるのは当然」 ジャック・ニコルソンがイタリアの田舎町でつぶやいているとすれば似合いそうです。葉巻をくわえさせましょう。 でもこれは日本の話。 そんなハードルの高いところに誰が行くかい!となる気がしますが、移住者を受け入れる側にとっては本音なんでしょうね。過疎で人口減少には困ってるけど、来て欲し

          バリ人に学ぶ異文化との共存。【バリから始める地方創生(5)】

          いま地方移住が注目される2つの理由【バリから始める地方創生(4)】

          無いものねだり?地方移住の2つの理由 「なんであんたはバリが好きなのさ?」 「そりゃあこんなに素敵なところないよ。日本もいいけど緑あふれる景色も、日々のお祈りを欠かさないバリ人の暮らしも、毎日小さな感動を僕にくれるよ。」 「俺は20年以上バリに住んでるけど、見慣れりゃどれもただの風景だよ。俺にとっちゃ大都市日本の方が魅力的だぜ。日本人は変わってるな。笑」 まだ20代だったころのバリの友達との会話。えー、こんなにいいとこなのにもったいないなあと思いながら、どこか本質をつ

          いま地方移住が注目される2つの理由【バリから始める地方創生(4)】

          【バリから始める地方創生(3)】流れに任せて地方移住。

          人生は向上するためにある、魂も含めて。 なんて言うとちょっとだけ警戒心を刺激する気がする。 ん?危ない人か?意識高い系か? いやいや、「ブラッシュアップライフ」が面白くて毎週見入っています。繰り返す人生の中で徳を積んでいかないとオオアリクイやサバに生まれ変わることになってしまう主人公。生き直すたびに状況が変わる中、前回積んだ徳を同じように積みなおすため悪戦苦闘する姿はどれがどの人生に向けての伏線なのかと1シーンごと釘付けです。 もうすぐ中3になる娘もハマっていて一緒に見

          【バリから始める地方創生(3)】流れに任せて地方移住。

          【バリから始める地方創生(2)】地域おこし協力隊になって気づいたこと。

          愛媛の地域おこし協力隊の方が地元の方とトラブルになり、移住撤退を余儀なくされたとYoutubeで告白し、一部でちょっとした話題になっています。実際に起きたことの真実は当人以外は知り得ないのでコメントはできませんが、そのニュースを見た友人から「トシは大丈夫か?」という連絡が殺到しま・・・せんでした。 友達のただ一人からも連絡がないのは信頼でしょう。 友達がいないんじゃないか?いやいやいいや・・・いや? 幸い、僕の住んでいる島根県美郷町ではもちろん全くトラブルがないわけでもな

          【バリから始める地方創生(2)】地域おこし協力隊になって気づいたこと。

          【バリからはじめる地方創生(1)】島根で育てるみさとサンバル。

          プロフィール 田中 利典(たなか としふみ)神奈川県横浜市生まれ。若くも老けても見られないドンピシャな44歳。バリ島在住歴17年。フリーのグラフィックデザイナーもしてます。 バリでの経歴 大学生活を終えて一念発起オーストラリアに留学。その後バックパッカーとしてバリ島から東南アジア、インド、ネパールを周り「旅で世界の表面をなぞるより深く一つの土地に関わってみたい」と一番心惹かれたバリ島ウブドに住みはじめる。24歳で世界の旅行者をターゲットにろうけつ染めのTシャツショップで

          【バリからはじめる地方創生(1)】島根で育てるみさとサンバル。