プロジェクト管理のエッセンスを取り入れて仕事を効率化しよう② 複数のタスクを管理する
大きな開発プロジェクトではない、ちょっとした業務のTodoでも「プロジェクト管理」の考え方を用いると効率がアップします。
「プロジェクト管理」に用いる手法のいくつかを実際の業務に生かしていく方法を何回かにわたってまとめていきます。
複数のタスクを管理する
前回は、タスクの締切を決めるという話を書きました。
タスクが1つしかないのであればこれだけでいけますが、普通仕事をしていると複数のタスクを同時に抱えていることのほうがほとんどだと思います。
この複数のタスクを、発生した順、もしくは締切から逆算して単純に並べると、同時にこなさなければいけないタスクにムラが出ます。
ここでは、一部のタスクに着手するタイミングを前倒しにすることで、タスクが3つ重なる状態を解消できます。
ただ、単純にタスクの着手を前倒しにできない場合もあります。
複数タスクのやり繰りをカレーライスづくりを例に説明します。
カレーライス作りをタスクに分解する
こちらのレシピを参考にさせていただきました。タイトルが素敵♪
カレーライスができるまで
実際のレシピより少し簡略化していますが、だいたいこんな手順。
・米をとぐ
・ご飯を炊く
・具材を切る(玉ねぎ・にんじん)
・具材を炒める
・鍋で痛めた具材をルーを入れて煮込む
・完成
前提条件のあるタスク
「前提条件があるタスク」というのははこのタスクが終わらないと始められないタスクが次に控えている場合です。例えば玉ねぎを炒める前には玉ねぎを切る作業が終わってないといけないですね。ここでは「玉ねぎを切る」が前提タスクです。
前提条件が無いタスク同士ははそれぞれ独立した進行スケジュールで成り立ちます。お米を炊くのと、カレーを作るのはそれぞれスケジュールが干渉しないタスクです(お米を先に炊いても、カレールーを先に作っても影響はない)
優先度でタスクを決める
「お米を炊く」と「カレールーを作る」はどちらを先にしてもOKと書きました。ただし、タスクの優先度が異なる場合は、タスクの着手する順番が変わってきます。
たとえば、ルーは長い時間煮込んでから食べたいとすると、カレールーを先に作って、煮込んでいるうちにお米を炊きます。この場合はカレールーのほうが優先度が高いタスクということになります。
ここまでおさらい
・タスクは締切を決める
・締切から逆算するか、最短で着手するかを決める
・複数のタスクが重なりすぎるタイミングを極力つくらないよ
・前提条件のあるタスクは着手する順番が決まってくる
・優先度もタスクの着手順を決める要素になる
次回は、複数タスクを複数のメンバーで分担する場合について書きます。
今日はここまで。
それでは、またあした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?