
病院で亡くなった時に必要なことと義兄のケースで実感した元気な時に情報共有の大切さ
多名賀ローリーです
今日は成人の日ですね。
うちの息子も成人の日を迎えました。
成人が20歳から18歳に引き下げられても受験の関係などもあり成人式は20歳に行うところが多いそうです。
今日は
病院に入院中に死亡した時のことを書いていこうと思います。
以前は病院で亡くなる方が8割を超える時期もありました。
最近では施設でお看取りも増えて病院で亡くなる方は少し減ったようです。
それでも7割近い方が最期を病院で迎えています。
厚労省の調べでは
最期を迎える場所として自宅を望んでいる方が8割くらいに対して実際に自宅で最期を迎える方は1.5割くらいです。
自分の希望した場所で最期を迎えることがとても儚い夢になっている感じがします。
病院で亡くなる場合もいろいろなケースがあります。
事故などで緊急入院され、そのまま帰らぬ人となってしまったり
長らく療養をされていて息を引き取ったり
亡くなる状況は一人ひとり違えど、どのようなケースでも必ずしなくてはならないことがあります。
亡くなった後、葬儀屋さんの手配(ご遺体の搬送)は自分たちでする
ことです。
病院によっては葬儀屋さんと提携しているところもあるようですが
ほとんどの病院は葬儀屋さんを紹介してくれません。
病院と提携している所は料金が高い設定のところも多いようです。
残された家族が葬儀屋さんに連絡し遺体を搬送してもらいます。
葬儀屋さんが来るまでは霊安室や個室に安置し待機しますが、
病院もずっとは安置してくれません。
ほとんどの病院で安置してくれる時間の目安は
死後1~2時間位です。
死亡確認をした後、ご遺体の処置をする時に看護師から葬儀屋さんが決まっているか確認されると思います。
利用する葬儀屋さんが決まっている方はすぐ連絡してもらい到着時間を確認します。
決まっていない場合はご家族の方に葬儀屋さんを探してもらいます。
ご家族によっては病院で葬儀屋さんを斡旋してくれると思われていたり、
1日くらいはご遺体を安置してもらえると思ってる方もいました。
地元を離れ、遠方での暮らしが長いご家族は最近の地元の様子や土地勘が無く大変そうでした。
「どこか良い葬儀社ないですか」
と聞かれることも多かったのですが、スマホで検索してみてください。
と言うしか情報提供はできませんでした。
(私の勤めていた病院の場合ですが・・・他の病院もほぼ同じだと思います。)
ご家族の事を思うと私の知っている葬儀屋さんをお知らせしたいところですが、そうもいきません。
看護師時代にそういう経験をしていたので
パートナーの兄の状態が悪くなってきた時にパートナーと義母に葬儀屋さんの確認をしていました。
義父の葬儀を行った場所にすると話がまとまり
その時が来たらその葬儀屋さんに連絡することになりました。
その時が来て・・・
看護師さんからこれからの流れの説明を受け
(葬儀屋さんは決まっているか、連絡がついたらどれくらいでお迎えにこれるか時間の確認)
葬儀屋さんに連絡。
1時間位で到着することを看護師さんに伝え、葬儀屋さんを待っている時。
義母が
「お寺さんで安置をしてくれるはずなの。お寺さんに聞いてみようかしら」
と言い出しました。
え?

もう、葬儀屋さんに連絡しましたよ・・・
葬儀屋さんには安置室を使う事も言いましたよ。
お寺さんにお願いするなら葬儀屋さんとお寺さんどちらにも連絡しないと安置所迷子になってしまいます・・・
病院にはずっといられないのですよ。
(私の心の声…)
入院している家族の状態が悪化の一途を辿っている時は残された
家族も気が気でなく、いつものような思考ができなくなります。
義母もいつもはお寺さんがご遺体を安置してくれることは知っていて
だけど、次男(パートナー)の入院、自分も体調不良で入院。
心労続きに重なる様に長男の入院、危篤状態。
度重なるいつもと違う状況の中
いざという時にお寺さんのことは思い浮かばず、義父の葬儀屋さんが一番に出てきたのだと思います。
(のちにその葬儀屋さんも記憶違いだったことがわかりましたがそれはまた別の話し💦)
義兄の希望や以降は全くもってわからず。
パートナーと義母の間でなにもかも決めなくてはならない状況。
パートナーも退院してから日が経っていなく入院中の廃用性症候群
(長期間の安静や運動量の減少によって身体や精神に生じる様々な状態)
で判断力や記憶力がとてつもなく鈍っている時期。
義母から葬儀屋さんの話しやお寺さんのことを聞いていたのかもしれませんが記憶に残ってなかったのかもしれないです。
義母も息子もダブル・トリプルパンチ的に正常な思考ができない状態。
今回のケースで
元気で思考がクリアな時にもしもの時のことを決めておくこと
情報は共有して紙などに残しておくこと
でその時に慌てず本人や家族の意向を尊重できることを実感しました。
うちの場合は遠方にずっと暮らしていた独身の兄の死。
というケースでした。
普段の生活が見えない距離なら尚更、もしもの時のことを考えておくことが
重要。
1人でいる方や家族に急な事が起こった時のために少し参考になればと思います。
うちのチワワ君のでこちゃんや私と
お友だちになってくれたら嬉しーです♪
エンディングノートPDFお配り中です。
欲しいなと思ってくださった方はスタンプ1つ送ってね。

いいなと思ったら応援しよう!
