見出し画像

入院時に決めるキーパーソン(患者側責任者)は重要な役割を担う

社会福祉士でケアマネさんでもある友人と話しをしていて、キーパーソンの話しになりました。
 
 
キーパーソン(患者側責任者)
 
病院や施設、ケアマネの窓口になる家族。
 
◆病状説明を家族の代表として聞く人。
◆病院や施設からの問い合わせや緊急時の連絡先。
◆入院費や利用料の支払い、お金に関すること、管理する人。
◆本人が意思表示できない時に本人の意思を尊重して代わりに治療の判断をする人。
です。
 
 
家族を代表して病状説明を聞き、それを他の家族にも伝える役割があります。
 
病状の変化や転倒して治療が必要など、緊急性が高いことをその場で判断してもらうこともあります。
 
キーパーソンを決めていても他の家族から病状説明を聞かれたり、聞いてないと怒りだしたり・・・
 
キーパーソンが判断したことと違う選択を言ってくる家族もいるようです。
 
キーパーソンの役割を理解されていなかったり、
知っていても家族関係が良くなくて話しが伝わらなかったり、
伝わっていても納得できなくて直接医療側に話すこともあるようです。
 
 本当によくある話し。

家族で話し合っていても親戚が口を出してくることもよくあるそうです。
これってほんとに大変。

そもそも、誰のための話しをしているんだってことになる。

患者さん本人のことをどれだけ知っていて、
家族のことをどれだけ知っていて
口をはさんでくるんだろう。
(これは私の私的な感情)

あるあるです。
 


 
私が勤めていた病院の場合。
 
コロナ禍になる前は家族の面会が普通にあったので、キーパーソン以外の方から病状を尋ねられることもありました。
 
キーパーソン以外の人に病状を話してしまい起こるトラブルもたくさん
見てきました。
 
コロナ禍で電話での病状説明に変わり、
電話でキーパーソン以外の方から病状を聞かれたりすることもありました。
 
基本的にキーパーソン以外には本人の病状は話しません。
 
 例えば、長男のお嫁さんがキーパーソンの時。
 
病状の変化などで急な判断が必要になった場面で嫁さんの一存では決められないことが多く、本人もお嫁さんにも負担がかかってしまうことがあります。
 
そういう事態にならないように、
緊急の時の事も確認してからキーパーソンを決めてもらうようにしています。
 
もしも、の時のキーパーソンの役割をきちんと知ってもらい、
本人と家族でキーパーソンを誰にするのか話し合っておくことが必要です。
 
そしてその時に、
キーパーソンとなった人の判断に任せることを他の家族にも伝えておいてくれたら、キーパーソンとなった方の負担や家族間のトラブルが少なくなります。
 
家族と言っても自分以外の人。
自分以外の事を決めるストレスや心の負担はとても大きいです。

キーパーソンがいない方、近くに家族が住んでいない方。

私はゆくゆくはそうなります。
その時の為の対策も必要だなと考えています。

 

 


いいなと思ったら応援しよう!

多名賀 ローリー「いまから終活」
えー!いんですか~?!嬉しいです♪ありがとうございます♡

この記事が参加している募集