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誤解されている職業 ~作業療法士~
【作業療法】という言葉がわかりづらい…
作業療法の意味がわかりづらいのは「作業療法」という言葉が影響していると思いませんか?
初めて作業療法という言葉を聞いた人はどう思うでしょう?
おそらく
・何かの作業をやらせて治療をする
というようなイメージをもつのではないでしょうか.
どうしてそう考えるのか.ちょっと他の「○○療法」という言葉で考えてみましょう.「○○療法」といえば
・音楽療法
・薬物療法
・園芸療法
などなどいろいろあると思います.
言葉から想像してみると,
音楽療法は「音楽」を使って,例えば皆で歌を歌ったり,楽器を弾いたり,単純に音楽を聴いたり,などから良い効果を与えるのかなというのが何となく想像できると思います.
同じように
・薬物療法であれば「薬物(違法ドラッグ等ではなく本当の薬)」を使って治療をする
・園芸療法であれば「園芸」を使って何か良い効果を与える
というようにイメージするのが一般的な考え方だと思います.
じゃあ,作業療法という言葉から考えてみると...
・「作業」を使って治療をする
となりますよね.
そこから冒頭の
・何かの作業をやらせて治療をする とか
・「陶芸」とか「革細工」とか何かしらの作業をやらせてリハビリをするのが作業療法士(少し調べた人だとこう思っている人は多いと思います)
っていう誤解が生まれてしまっていると僕は思っています.たぶんこれは僕だけじゃなく多くの作業療法士も思っている所だと思います.
実際に「陶芸」や「革細工」をリハビリとしてやってもらうということはあります.ありますが,「何かの作業をやってもらうことでリハビリをする」だけが作業療法士の仕事ではありません.
作業療法士の仕事はなかなか【作業療法】という言葉だけでは想像できない部分があるのです.
・そもそもじゃあ何が【作業】なのか,【作業】って何なの?
っていうことだったり
・【作業療法】がどういうものなのか,【作業療法士】が何をする仕事なのか
ということなどを次回以降のノートで少しずつ説明していく予定です(一気に説明できずすいません...).
他にも
・実は一般の人には【リハビリテーション】という言葉自体が誤解されている⁉
ということについても今後話していきたいと考えています.
というわけで今回はここまでです!
気になった方はぜひ続きをお待ち下さい!
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