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もっと豊かに暮らそう!『共有できないもの』


先日ある本に影響を受けて、そば打ち道具セットを購入しました。

いつかは、自分で美味しいそばを打って食べてみたいと思いがありました。

そば粉を近くのスーパーに探しに行ったのですが手に入らず、製粉工場を見つけ直接購入し調達してきました。

心の中では簡単だろ!って思っていましたが。

分量を間違えると元も子もないので、正確に計量をして混ぜていきます。

どんどんこねていくとイイ感じになっていくじゃないですか。

俺ってできるやんと思ってしまいましたが、あまかった。

そばを伸ばす工程。

どこまで薄くしていいか分からず、大体で折りたたんで切ってしまうと、なんと太いことか。

いつも食べているみているそばとは、全然違う。

完全な失敗で終わってしまいました。

次は伸ばす工程に全身全霊でチャレンジしたいと思ったそば打ち初体験でした。

自転車に乗るときもそうですが、はじめは失敗するもの、何度も何度も失敗して、こけて起き上がって乗ることが出来る。

自転車に乗れることが普通になる。

そば打ちだって打てることを普通にして、更に日本一の美味しいそば職人を目指していきたいと思います(笑)

さて、もっと豊かに暮らすために、家の中で共有できるもの、共有できないものについて考えていきたいと思います。

よくお客様から間取りや暮らしのご要望に出てくるのが、家のどこにいても家族の気配を感じることが出来る家にしたいという要望。

家族を大切にするために建てる家なのだから当然と言えばとうぜんです。

家族のために家を建てるのだからもっと家族とつながりたい気持ちは分かります。

しかし、いつもべったりは家族であろうとしんどくなるもの。

付かず離れずのちょうどよい距離感。

自分の居場所はどこなのか。

共有できるもの、共有できないものを分類していきます。

共有できるものとしては、食事を共にするダイニングスペース、家族団らんするリビング、畳コーナー、水回り、ファミリークローゼット、土間収納などがあげられます。

共有できないものとしては、個人のスペースとしての書斎、趣味のスペース、寝室、トイレ、キッチン、パントリーなど。

一緒の屋根の下で暮らすのですが、家族で共有して使用するもの、個人として使うものを分析していくことが大切です。

何もかも共有して使用しているとどうしても疲れてしまいます。

個人としての居場所を確保することが大切です。

家の目的は、雨風を防いで、敵から身を守ってくれて、安心して暮らすことです。

安心して暮らすためには、個人としての居場所も必要になります。

誰にも邪魔されない自分だけのスペースは欲しいものです。

自分の趣味を楽しんだり、読書をして好きな本を並べたり、押しのポスターを張ったり、勉強に明け暮れたり、そんな個人のスペースを考えることも取り入れて下さい。

私も10年前に家を建築したのですが後悔している点が一つあります。

当時は朝早く会社に行って夜遅くまで会社で仕事をしての繰り返しでした。

今では考えられませんが、普通に帰宅するのが夜の12時を回ることが当たり前。

23時に会社を退社しようとするなら、もう帰んのみたいな雰囲気でした。

だから家は帰って寝るだけの場所。

そんな考えでした。

時代も変わり今は、割と早く家に帰ります。

色々な事をしていないと落ち着かないので資格の勉強や読書をしています。

今は息子の部屋を使わせてもらってますが、いよいよ息子も6年生。

自分の部屋が無くなってしまいます。

書斎を作っておけばよかった。

先日お引渡ししたお客様が完成した書斎を嬉しそうに案内してくれました。

自分だけのスペース。

アクアリュウムも置かれて楽しそうでした。

家族で共有できるもの、出来ないものを家づくりの前に考えてみるのもよいですよ。

本日も最後まで読んで下さってありがとうございます。

読んでくださった皆様が、もっと暮らしが豊かになることを祈っております。



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