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小学生にも東大の入試問題を理解させる「田中メソッド」とは


1 小学生にも東大の入試問題を理解させる田中メソッド

どんな問題でも、重要なのは算数の基本です。東大入試問題でも言えることです。物質を分解して最終的に原子にたどり着くのと同様,東大入試問題の思考過程を分解していくと最終的には小学生で学んだ数学用語の概念と数学的思考力になるのです。
算数・数学で分からない一番の原因は省略されている思考過程を推理できないということなのです。ですから、その省略されている思考過程を視覚化すれば「わかる」のです。その視点からの解説が田中メソッドの特徴の1つです。

2 解き方を教えるのではなく解くための手順を身につけさせるのが田中メソッド

不親切な問題集は答えしかありません。親切な問題集には解き方の解説があります。しかし,式の1つ1つの意味は示されていません。授業ではそのてんをフォローしながら進めることはできますが,自学自習の教材としては不十分です。
そこで,1つ1つの式にその意味を書き添えたのが田中メソッドの特徴の1つです。

3 解き方の手順を説明させて理解を確認するのが田中メソッド

数学的理解を確認する方法として筆記試験がなされています。それも式の羅列の形式です。これでは解き方の式を丸暗記して満点をとれば「理解している」と評価されてしまうのです。
そこで、田中メソッドでは解く手順をストーリーとして説明してもらっています。それが難しい場合は解いた式のいくつかにその意味を書き添えてもらっています。この確認方法が田中メソッドの特徴の1つです。

4 「わかった」から「できる」ものではないことを前提とする田中メソッド

類似問題に即座に対応できるまで,つまり「できる」までにかかる時間は「 わかる 」までに試行錯誤し納得できるまでの時間を比べると,算数では同じ程度の時間ですが,大学受験レベルになると 5 ~ 6 倍の時間をかけないと「できる」ようにはなりません。ですから,算数の段階で田中メソッドでは原子に相当する基本的思考は瞬時に呼び出せるまで反復練習しています。
知識として定着していない段階では現象としては「わすれている」状態になります。ですから、田中メソッドでは問題を解くために必要な用語の概念や基本思考は何回でも説明するようにしているのも田中メソッドの特色の1つです。


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