肝動脈塞栓術(TAE)2回目実施
2020/3/23に緊急入院から即手術した1回目から一ヶ月半あまり、今回残りの腫瘍に対しても同じ手術を計画入院の1週間で行ないました。
前回とは大きく異なります
前回は通院したら肝臓の内部で切迫破裂し出血している状態でしたので、それはそれはあっという間に手術となりましたし、術後の経過観察も慎重に、退院後の職場復帰も2週間後のCT結果を見てからでないと労務不可と言われたくらいです。ただそのおかげもあり、今回はうまく行きました。左側残った1箇所をやりましょう!と先生も珍しくノリノリでしたのでお願いしました。
こんなに何年も化学療法をやってだめで、薬を変えてダメで、またダメでと続いたのが物理的な攻撃(いわゆる兵糧攻め)で小さくなってしまうんだったらもっと早くやっておけば・・・そんな気もしましたが、そこは実績不足とかそんななんでしょうね。身体への負担もあるでしょう、術式が向いてる向いてないもあるでしょう。単純に言うとこのタイミングが良かったとしか言えないです。
大まかなスケジュール
入院日:前日入り。飯は昼夜、患者衣レンタル
+1日:午前:飯は終日絶食。採血、点滴用の針刺す。剃毛、バルーン(小用の管)装着、手術用のガウンに着がえて、変態仮面のようなパンツ履きます。
:午後:手術時間は約1.5h(準備等込み)、術技は絶対安静特にカテーテルを入れた大腿部側。なので便は午前中に出しておく。
夕飯は重湯とお澄まし、小ジュース(ちょっと人が居ないと食べるのは困難)
+2日:動いて良し、採血、点滴、飯は朝から普通食
+3日:同じ
+4日:同じ、点滴終了
+5日:血液検査の結果問題なし、点滴針取り外し
+6日:退院後の薬を点検依頼、レンタル関連停止、入院費概算確認
+7日:朝食あり、10時退院、清算、帰宅
とまぁこんな感じです。簡単です。
腫瘍が小さくなっていた
手術前夜に先生が来て話してくれたのですが、前回3箇所の腫瘍へのルートを塞いだんですね。そして今回は未対応の1箇所へだったのですが、前回の処置が良かったせいか、対処していない腫瘍も小さくなっていたそうです。要は免疫力が上がり腫瘍を抑え込んでいたみたいです。たまに見られることらしく人の身体は不思議なものだなと思いました。今回はその1箇所と肝臓全体見て決めますとのこと。ワクワクしながらその日は就寝
実際の手術では前回の分に対してもトドメの一撃で3箇所も塞ぎました。なので合計4箇所ですね。なので次回の診察でCTを撮ってみて全体がどうなっているのかがとても楽しみです。手術中は痛みは無く、でも何をやってるかはなんとなーくわかる感じでした。途中途中CTを撮ったりしたのも覚えてます。
術後はとても安定
血液検査の結果も想定内で回復も早かったおかげで予定通り1週間での退院となりました。入院中は先生、看護師さん、薬剤師さんに大変お世話になりました。面会時間に制限がある中、ちょいちょい来てくれた妻にも感謝です。
今後の治療について
いままでサンドスタチン、アフィニトール、スーテントやらやっていて次回はザノサーを入院でと言われていましたが、今回の成果により化学治療はやめて肝臓の血管の状態と腫瘍の大きさなどを経過観察しこの手術を定期的(半年後とか)やっていくことになりそうです。
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