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肝転移はじめました
前回記事から1年後の2017年2月。ここからが書きたかった、何か残したかったこと。
CT結果に影
2/8
いつものように半年に一度の採血とCT。水分摂取が少ない時、気分が悪くなったりしていたのもコントロールできるようになり検査も順調にいつものように終わりました。
2/15
結果を聞きに病院へ 採血問題無し、CT結果も以前言われたリンパ節箇所は問題なし、ただ放射線科より肝臓に影が2ヶ所見えると言われ不安な気持ちのままMRIと診察の予約をして帰宅。肝臓は物言わぬ臓器、他所からの転移は切除一択らしい。モヤモヤした2週間を過ごしました。
アレルギー反応
3/1
肝臓はCTよりMRIの方が良く見えるらしい。何度かやったこともあるので検査室入って検査着に着替え造影剤を注射。部屋に入ってヘッドホンに酸素マスクして17秒、19秒、20秒とか色々なパターンで息止めて、自分の呼吸に合わせて動いたり。思ってるより楽に進み検査は終了。
はい終わりでーす。はーいと起き上がって針抜いてとかしてたら技師さんから、あれ?ここ赤いですね、、じんましんが何ヶ所か出てる。造影剤のアレルギーが出たのでドクターが駆けつけて血圧測って30分安静にと。
右腕、喉周り、顔が赤く目が充血してるらしく
もうMRIではこの造影剤は使えないと。それからはMRIやってません。怖い怖い
転移してるので転科
MRIの画像には転移した腫瘍が8個あると言われカンファレンスにかけるらしい
大腸外科から胆肝膵外科へ回されて担当医に画像を見せられたら実は11個以上ありました。
カンファレンスカンファレンス
これまたカンファレンスにかけられるらしく
結局3/15に両科の結果を聞くこととなった。俺にも聴かせてよカンファレンス
一番大きいのでサイズは20mm、切除か放射線治療か、腹腔鏡か外科手術か、まだ未定なことだらけ。何で?何でいつのまにそんなに大きく‥ねぇ?モヤモヤしたまま蕎麦食べて買い物して帰宅、ふて寝。
そして消化器内科へ落ち着く
3/15
2時間待たされて大腸外科へ行くと肝担膵外科の〇〇先生より話しを聞くように回される。3分で終了。肝胆膵外科でも大腸外科の〇〇先生から説明あったかと思いますがと両者面倒くさがっているのが良くわかった。
結論から言うと転移散在してるので手術での根治は困難。化学治療で数を減らしたり大きさを小さくした後で 、手術をする方向で行くことになった。その時、「まぁ手術したいならやりますけどね」と薄笑いを浮かべながら言われたのは良く覚えてる。万が一この科に戻る事があってもアンタは拒否するよと言いかけたがやめた。
外科医は切れないとわかると冷たくなる笑
これからが大変と知る
急遽消化器内科が診てくれることとなり化学治療の説明を受ける。そもそも神経内分泌腫瘍には承認された薬剤は少なく治療する上で選択肢があまりない。欧米に比べると20年は遅れてるのが現状です。
まずは初心者向け笑
一般名:オクトレオチド
商品名:サンドスタチンLAR
という薬剤を月1回筋肉注射した後、それを2回やってMRIで様子見るとの事。次回からと言う事でその日は帰宅
ちなみにですが医師によっては商品名は言わないで一般名を突き通す方もいますので対で覚えておかないとよくわからなくなります。
帰ってから薬剤の値段見ました。
1発10万円!OMG
加入している保険証書見直したけど通院治療費は出ない。東京医科歯科大学附属病院にNET専門外来があるのでセカンドオピニオンも視野に入れて考える。セカンドオピニオンするのも高いしね。なーんか色々と考えさせられます。
ホーキング博士の言葉
そんな時にホーキング博士の言葉にこんな事が書いてあった。あんまり人の言葉にどうこうなるわけではないけれど頑張らないとと思いました。
「人生はフェアじゃないということを理解できるくらいに人は成長しなければならない。人はただ、自分が置かれた状況のなかで、最善を尽くすべきだ」
定期検査でたまにCT撮ってこれからも過ごすんだなーと思っていた自分にとって家族にとってこれから大変だなと。頑張らねば・・・
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