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「スマホでアンパンを買う男、江戸時代にタイムスリップ」


ある日、ふと気づいたんですよ。

私の手元にあるこのスマホ、めちゃくちゃ高級品なんじゃないかって。 

いや、そんなことは分かり切ってたんだけど、改めて「私がこれを持ってるのってちょっとやばくない?」って、冷静に考え始めちゃったんですよ。

ほら、スマホって言ってもただの道具じゃないですか。

カメラ、音楽プレーヤー、ゲーム機、ナビゲーション、もう何でも詰め込んでくれちゃってる。

まず、私がピュアピュアだった頃のガラケー時代を思い出してみてください。

あの頃の携帯電話って、もう開くだけで「ウィーン」って自動で開いて「私は未来にいるんだ!」って気持ちになれたのに、今のスマホ、未来どころか別の次元に行っちゃってるんですよ。

フルスペックですよ。 

ガンダムかよ。

で、話を戻すと、その高級感が最近、ふと現実味を帯びてきたんです。

なんでかっていうと、朝、パン屋さんに行って100円のアンパン買って、会計時にスマホでペイペイするじゃないですか。

パンよりスマホの方が数百倍高いのに、そのスマホでたった100円のアンパンを買うこのアンバランス!

これって、めちゃくちゃ贅沢なことしてるんじゃないかって。

だって、スマホでアンパン買うんですよ!?

やばくないですか?

で、ふと考えたんです。

もし私がタイムスリップして江戸時代に行って、このスマホを見せたら、みんなびっくりするかな?って。

「この四角い板、何?火を出すの?」とか言われて、私は「いやいや、これでアンパン買うんだよ」って言ったら、もう彼らの理解は完全に停止。

たぶん、そのまま私、歴史の教科書に「アンパンをスマホで買った男」として刻まれますよね。

未来の笑い者。

そして、その歴史に残るであろうスマホで、私たち何してるかって?

はい、インスタで猫の動画見てます。

スマホのカメラで撮った猫が、別のスマホで再生されてるんですよ。

この壮大な技術の使い方、どう思います?

NASAが聞いたら絶対泣くよね。

「私たちは宇宙の秘密を解き明かすためにこの技術を開発したんだ…」って。

そんなわけで、結論としては、スマホは高級品すぎて私たちが使いこなせてないってことです。

高級フルコースのディナーを前にして、スプーンの使い方がわからなくておしぼりでお茶を飲むレベル。

それでも私は今日もスマホでアンパン買いますけどね。

高級品を使うのに慣れすぎた私たち。

次はスマホで江戸時代にタイムスリップする日も近いかも?

いや、未来はもうそこにあるんですよ。

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