ラーメンの商品開発軸/守破離の余話の弐の弐
ラーメンの商品開発軸/守破離の余話の弐の壱より続く
ラーメンの商品開発軸 第七の味
どのようなフレーバーオイルを入れれば、やみつきになるのでしょう?
そこで考えなければならないのが、第七の味です。
第五の味は旨味、第六の味は脂味でしたね?
(筆者は(スパイスを含む)薬味であると考えます)
漢方でいうところの生薬であり、ハーブであり、スパイスです。
たとえば、ジャングルで、予期せずに野宿することのある傭兵は、カレー粉を欠かさずに携帯するそうです。
カレー粉さえあれば、野ネズミや蛇の肉でも、食べることができるんですって。
いわば、まずいラーメンさえ美味しくしてしまうのがスパイスや薬味やハーブです。
その薬味は、長ねぎのように、薬味そのものとして入っていることもありますし、ねぎ油のように、フレーバーオイルとして入っていることもありますので、
1)薬味そのものとして
と
2)フレーバーオイルとして
二つの「合わせ薬味」を考える必要があります。
フレーバーオイルとして、外食のラーメンでは、
ねぎ油、
ニンニク油に代表される香味油、
背油、
えび油、
ごま油、
マー油(焦がしニンニク油)
が有名。
ラー油のみ、テーブルウェアとして使い放題なラーメン店が多いのは、ラー油が市販されているため、お客さんからのリクエストが多いからでしょうか。
どの薬味を組み合わせたフレーバーオイルにするかは、企業秘密の域。
だからでしょうか、それとも、表示義務が無いからでしょうか、どんな食品も(インスタントラーメンも)、調味油は、香辛料としか明記されてありません。
この薬味(とフレーバーオイル)が、やみつきになるラーメンの第七の味です。
これで、ラーメンを開発する『七つの商品開発軸』
1.甘味
2.塩味
3.酸味
4.苦味
5.旨味
6.脂味
7.薬味
すべて出そろいました。これをラーメンの商品開発軸にし、やみつきになるラーメンを開発します。