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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル

  • 概要
    言わずと知れたお騒がせ考古学者の大冒険シリーズ第5作。第4作のときもそんな雰囲気はあったが、触れ込み的には今回が最後っぽい。ちなみに主演のハリソン・フォードは81歳。バイタリティが凄すぎる。
    今回は過去にインディと友人のバジルがナチスから奪った「アンティキティラのダイヤル」を巡り、経緯を知るバジルの娘ヘレナが押しかけてきたことをキッカケにして、元ナチスの科学者フォラーと壮絶な奪い合いを展開する。果たして運命のダイヤルとは?その能力とは?各自の狙いとは?

  • 観劇きっかけ
    公開当初は観に行くか悩みつつちょっとモチベーションが上がらなかったが、休みが取れたこと、意外に評判が悪くないのを観てせっかくだし劇場で、と思い観に行った。

  • よかったところ
    冒頭で過去のハリソン・フォード(37歳)が出てきて「?!(昔に見越して撮ってたのか?)」となるが、これが特殊VFXを使っているらしく、表情や動きに全く違和感がない。技術ってほんとおそろしい、すげーなと感心した。ほぼカーチェイス映画と揶揄されているが、まぁトロッコも馬もやってたしそんなに違いないんじゃないかな?と思うくらいで、スピーディな展開は個人的には楽しめた。クライマックスはあれ?これラピュタなのか?と思えるシーンを一瞬通過しながらもまさか過ぎる展開になるが、最後の最後はインディ・ジョーンズらしい落とし方をしてくるなと思った。そういやこの映画のジャンルもSF(厳密にはヒストリー・フィクション?)なんだよね、と思い直す作品。

  • うーんポイント
    ヘレナの堕落っぷりがひどく、それでいてインディやテディに対して道徳的なのが最後まで飲み込めないというかよく分からなかった。インディ・ジョーンズは総じて女性キャラがやばいけど、なんじゃこの躁鬱みたいな極端な感じは、という印象。インディがめっちゃキレるのもよくわかる。最後まで感情と思考がよくわからんかった。クライマックスでも、インディが最後に訪れた先であの人に諭されるならまぁ分からんでもないけど、うーんそれどうなのかなぁ、と感じる展開。最もらしい展開だとチープになると思ったのか、設定上そんなこというはずはないということなのか、どうなのか。
    あとは簡単に人が(モブじゃなくて名ありの人なのに)死にすぎ。インディを脅す/追い詰めるだけなら怪我させるまでも殺さなくてもいいんじゃないのかと思ったけど、やっぱナチスやばい感を強く出したいのかなぁと思ったけど、とにかく製作陣はナチスが嫌いか、ナチスをひたすらヤバいと思ってるのか。
    とにかくハリソン・フォードは映画が好き過ぎるんだな、ということがよくわかった。トム・クルーズも大概だけど、世界的名優はどこかぶっ飛んでるよなぁ。

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