「マーケティング」←重要なのはわかってんだけどさ、、、
「マーケティング」
この言葉を耳にしたことはありますでしょうか?
情報社会の世の中です。何かしらのビジネスをしていれば、一度や二度は目にしたことがあるとおもいます。
試しに「マーケティング」とググってみると、数え切れないほどの記事にヒットしますし、マーケティングのサポートやツールを販売している企業にも、たくさんアクセスすることができます。
なので、「マーケティング」という言葉だけで考えると、世の中にはそれなりに定着していると判断することができます。
ですが、実際にマーケティングを自分に落とし込めてるか?というと、、、
実は、意外とビミョーだったりします。
いや、落とし込むというよりも、真剣に取り組んでいない。いまいちマーケティングの有効性がわかってないので実行する気になれないというのが、真実に近いでしょう。
なぜ、そんなことが起こってしまうんでしょうか?
経営学の泰斗であるピーター・ドラッカーは、マーケティングのことを「優れたマーケティングはセリングを限りなく不要にする」と表現しています。
まさにその通りで、良いマーケティングを組むことができると、商品やサービスの販売がメチャクチャ楽になります。
具体的に言うと、商品を全く欲しくない人になんとか興味を持ってもらおうと説得することがなくなり、むしろ「商品のことがきになってるんですが、、」と言う人たちが自然と集まるようになります。
これを聞いただけでも「マーケティングってスゲー」ってなりませんか?
「いや、あんたの言うことなんか聞きたくないんだけど」と言う人にセールスするよりも、「あ、前々から興味はあったんですよ。」という人にセールスする方が、気持ちも労力もかなり楽です。
楽にセールスできるもんだから、精神的・肉体的疲労をひきずることもありません。
なので、もっと仕事をすることができますし、しないとしてもモチベーションが高いまま翌日も行動することができるようになります。
副次的な効果も考えると、マーケティングのメリットは文字通りかぞえきれないほどそんざいするんですね。
なのですが、多くの社長さんや企業が、いまいちマーケティングを取り組む気になれない理由。
それは「すぐに効果が発揮されない」からです。
マーケティングは、目にわかるほど効果があらわれるまで、どうしても時間がかかってしまうんです。
セールスはその場で決まれば、その場で成果の良し悪しが判明されます。結果もその場でついてきます。
ですが、マーケティングはすぐには効果があらわれません。どちらかというと指数関数的に効果が現れる、つまり長期間めげずにやり続けることで、やっとうま味を感じることができるんです。
それに加えて、自在にあやつれるようになるまでは、それなりに学習に時間がかかるという欠点もあります。
どうしてもとっつきにくいカタカナ文字も扱う必要も出てきますんで、余計に嫌悪感を抱いてしまいます。(だからマーケティングを語る人は鼻につくんですよね苦笑)
ですが、それだけ参入障壁が高いということは、言い換えるとその壁を乗り越えたら一気に上のステージにのぼれるということにもなります。
だから「マーケティング」という学術は、いつまで経っても廃れないし、なくならないんですね。
また「マーケティングは大企業がやるもの」という価値観。いまだにそれをもってるのなら、かなり古臭い時代遅れといわざるをえません。
ぼくはマーケターとして企業のサポートをしていますんで、「マーケティング」を語るとどうしても営業っぽく聞こえてしまいます。
ですが、そんな悠長なことは言っとれないくらい、マーケティングの大切さは声を大にして伝えたいですね。
田辺輝恭