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良い思考がアダとなる瞬間
良い結果を出したいなら、良い思考をしよう。
ということを、あなたもどこかで聞いたことがあると思います。ビジネス・自己啓発関連の書籍であれば、だいたいのものに書かれていますし、ぼくのメルマガでもちょいちょい登場しています。
なので、なんで結果を出すのに思考が重要なのか、その理由はもうおわかりだと思うんですね。
そうです。結果を出すには行動が必要。そして、行動の質は思考の質に左右されるからです。なので良い思考が良い結果を生むと言われているんです。
ですが、時にしてその思考がジャマになるときもあるんですよね。
それは、『実際に行動している最中』です。今まさに行動中!という時は、逆に思考することが逆効果になってしまうんです。
そもそも思考というのは、戦略を練ったりだとか、「自分はいったい何をしたいのだろうか?」「この経験にはどんな意味があったのだろうか?」といった本質に触れていくことを指しますよね。
なので例えばなんですが、サッカーの大事な試合をしているとします。そのとき、なぜかシュートを放ってもことごとく外れてしまってるとします。そんなとき、「このシュートが外れるには何か意味があるんだ。自分に足りない部分を気づかせてくれるメッセージなんだ!ありがとう、、!」なんて思いませんよね。
むしろ、そんなことを思うヒマがあるくらいなら目の前のプレーに集中しろや!となりますよね。
ですが、残念ながらあまりこういった、行動とか思考という区別に疎いかたは、どうしても行動中にいろんなことを考えてしまいがちです。「ああなったらどうしよう」とか「こうなった場合はどうしようか」といった感じで。
そんなことをしてしまうと、ネガティブな部分ばかりに目がいってしまって、結局なんの行動もできなくなってしまうんですよね。
なぜなら、人間というのはネガティブな部分に目がいくようになってるからです。
というのも、人間の本能は『生存』です。なので、1日でも長く生きることができるように、無意識化で危険性を察知するようにできてるんです。しかも、現代を生きるぼくたちの遺伝子は700万年のあいだ、そういった命を脅かす危険からことごとく逃れてきた超優秀な遺伝子です。
なので、ネガティブ思考になるのは当たり前の話なんですよ。
となると、どんな行動をするにせよ必ず表裏一体。メリットもあればデメリットもあります。なので、行動中に思考をしてしまうとネガティブな面ばかり目がいってしまって結局なんの行動もできなくなるというわけなんです。
なので、グランドルールとしては、まずはネガティブに思考をしまくる。そして、ポジティブに一心不乱に行動する。
こうすることで、良い結果が生まれてくるのです。
田辺輝恭
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