タフなメンタルを作る3つの習慣
起業する、または企業のトップに立つときに『メンタルの強さ』は欠かせません。
なぜなら、給料の保証もありませんし、的確なアドバイスをもらえる空間もありませんし、誰かから感情的に傷つけられても相談に駆け込む場所もないからです。
そして、モノゴトがうまく進まなかったり、何か大きなトラブルに巻き込まれても、誰の責任にもできません。
なので、起業家または経営者は『メンタルの強さ』は欠かせません。
ぼくは21〜22歳の頃、上司から毎日罵倒をあびせられていました。しかもその内容も「背が低いから能力がない」(ぼくの身長は165cmですw)とか「目つき悪いから考えが間違ってる」といった、理不尽なものが多かったんです。
なので、自尊心を保つため、そして相手の罵倒を冷静に受け止める必要を感じ取ったため、自分なりにメンタルを整えていって工夫してきました。
そして、そんな経験ができたおかげで、24歳の頃には社内でも『鋼のハートの持ち主』とか『心臓に毛が生えすぎている』とまで言われるようになりました。(多分ほめ言葉だと思うんですが、、w)
そこから約4年後、ぼくは脳科学と心理学に出会います。
そして、ある出来事がきっかけで、その分野を深く学ぶことになります。
その結果わかったんです。メンタルをとことん図太くするためには、3つの要素が必要だということに。そして、当時のぼくは、3つ中2つをクリアしていたということに。
今日は、そんなタフなメンタルを作る、そして図太い神経の持ち主になるための3つの習慣について紹介させていただきます!
1、重要なことだけを見極める
弱小メンタルを持っていた頃、ぼくは他人からの評価をとにかく気にする人間でした。
近い先輩はこんな風に褒められてるとか、このような対応をしたら女の子からモテるかなとか、みんなオレのことをどう思ってるんだろうか?といった感じで。
なので、ちょっと大げさかもしれませんが八方美人みたいな対応ばかりしてたんですね。
となると、もう予想つくと思うんですが、自分の芯がないブレブレ人間の一丁上がりとなります。となると、人に言われたらすぐ態度を変えるようになってしまうんで、いつまでたっても豆腐メンタルのまんまです。
なので、重要なのは「何が自分にとって本当に大切なことなのか?」を定義づけることです。
自分にとって本当に大切なこと、必ず達成しなければならないような外せない目標を定めておくことで、どんな出来事に対しても心が揺さぶられなくなります。
2、事実と感情を切り分けて考える
例えば、今ぼくが住んでる地域では大雨が降っています。雷もバリバリ鳴ってますし、雨音もかなり強い方です。
で、そのような雨を見ていると、よく「気分が落ち込む」という表現を耳にします。ですが冷静に考えると、雨が降ってることと気分が落ち込むことには、何の関係性もありません。
そうです。ぼくたちが頭の中で勝手に関連付けてるだけなんです。
このように、何かしらの出来事に対して感情がゆさぶれるのは、実は日常でよく起こってることなんですね。
怒られたからイライラした。躓いてこけそうになったからヒヤッとした。思わぬ良い知らせに心が躍った。
これらは完全に、出来事から自動的に感情が揺さぶられた瞬間です。
このように、出来事からダイレクトに湧き上がってきた感情に振り回されっぱなしだと、起業家にとって本当にやらなければならないことはいつまでたっても進みません。
「今日はいい天気だからちょっとお出かけしよ〜っと♪」なんてこともやっちゃいますし、面倒な仕事に対して先延ばしするクセなんかも付いてしまいます。
なので、目の前の出来事・事実と、そこから湧き出る感情は別物だと認識することが重要となってきます。
3、拒否されたことに好奇心を抱く
これは、ぼくができていなかったことです。
対面でのセールスとか、ネットを使っての情報発信などをしていると、多くの人から「NO」と言われます。NOだけならまだいいんですが、中には誹謗中傷をあびたり、炎上してしまう人なんかもいます。
そして、そのことに対して深く傷つき、ふさぎこんでしまう人も少なくありません。
ですが、図太い起業家精神を持つためには、拒否された瞬間に「あれ、この人は何で拒否したんだろう?」と好奇心を抱く必要があります。
気持ちを踏みにじられた経験から「ここからどんな応用をすることができるだろうか?」と探究心を持たなければなりません。
つまり、どんな出来事に対しても自分のために変換する思考が大事になってくるんですね。
そうすることで心や頭の整理ができますし、神経もドンドン図太くなっていくんです。
この視点は、マーケターを名乗ってる人は特に重要になってきます。なぜなら、拒否をする否定をするということは、何かしらの改善点や問題点、本当に欲しいものと現実に乖離があることのシグナルだからです。
人々の所有欲や消費欲を刺激できるマーケティングは、そういった否定にお宝が詰まってるんです。
精神がタフになるし、売上もあがる。
心が傷つきやすいことでお悩みなら、これら3つの習慣を意識することをオススメします(^^)/
田辺輝恭