「当たり前」に宝がある
※このnoteには『脇毛』という単語が大量に出てきます。
先日、東京でセミナーをしていた時の話です。
セミナーの流れの中で、「田辺が人生において何を求めているのか?やりたいこと、達成したいことはなんなのか?」という部分を全て記したエクセルを公開する場面がありました。
その中には、「すぐとなりで真剣に仕事に打ち込んでる熱い仕事仲間が欲しい」とか「雑務をこなしてくれる外注秘書が欲しい。全てお任せして雑務は完全に手放す。」といったものをはじめ、「村下孝蔵みたいにプロ級のギターさばきと歌唱力が欲しい。」などという趣味関係のものも書いていたんですね。
(村下孝蔵はやっぱり初恋と踊り子がいいですよね!)
で、その中に「シミのない顔、フェザー級ボクサー体型が欲しい。一部脱毛したい。」とも書いてあったんです。
セミナーの中では、シミのない顔とフェザー級ボクサー体型には触れました。ぼくはサラリーマン時代は鉄鋼所で現場勤務をしてまして、毎日のように溶接の紫外線を顔に浴びまくってたんです。なので、シミシワがひどかったんですね。
その時は別にそれでも良かったんですよ。だって、そんなに人前に出る仕事じゃありませんでしたから。しかも仕事内容としても家と会社を往復するだけです。別に自分の顔なんか全く意識してなかったんですね。
でも、今はちょっとそういうわけにはいきません。コンサルタント業という仕事上、まぁまぁそれなりの方とお会いすることが多いです。なので独立当初、妻から「てるさん、あなた人前に出るようになるんじゃけ、顔のケアくらいしときんさい。」とフォローもらったんですね。
その一件から、ぼくはシミのない顔が欲しいというよりも、できるだけ現状をキープするように心がけています。
あと、体に関してはシンプルです。単純に、幕の内一歩バリの体が欲しい!ただそれだけです。
ですが、無意識に一部脱毛に関しては触れてなかったんですね。なので休憩時間の時に、とある参加者さん(以下Kさん)から質問があったんです。
「一部脱毛もされたいんですか?」と。
なので素直にお答えさせていただきました。「そうなんですよ。これも妻から言われてることで、ヒゲ周りを脱毛したいんですよね。」と。
そうなんですよ。確かにヒゲ周りを、全部じゃないけど一部脱毛したいと本気で思っています。
けど、Kさんゴメンなさい。ぼくは無意識に嘘をついてました。
確かにヒゲ周りを脱毛したいんですけど、それだけじゃなくて脇毛もガッツリ脱毛したいんですよね。
そこを伝えるのが漏れてしまってました。
ぼくは、情報発信をする!と決めた時、「自己開示は黒いところ白いところ恥ずかしいところなどをひっくるめて全て出す!」と心に誓っていました。
なので、基本的にはどんなことに関しても分け隔てなく自己開示をするように努めてきたつもりです。
でも今回、脇毛を脱毛したいと思ってることを開示し忘れたんですね。
なぜそうなったのか?それは、すでにぼくにとって当たり前になってしまってたからだと考えられます。
ぼくは今、脇毛を脱毛してないにしても、定期的に剃ってるんですね。剃るようになったのも、妻からのアドバイスなんですが、ぼくはもともと脇毛なんか気にすることもありませんでした。
ですが、妻から「これからは男も脱毛の時代よ。特に脇毛は汗が溜まってバイキンしか生まないからとにかく不潔。じゃけぇ、剃れ。」と言われたことをきっかけに剃りはじめたんです。
で、剃ってばっかじゃ面倒だから脇毛も脱毛したいと思ってたんですが、、、、自分の中で当たり前になりすぎてて、Kさんに伝えることができなかったのです。
『自分にとっては当たり前』
こういうものというのは、意外と相手に伝えるのを忘れてしまいがちです。というか、自分自身が忘れてしまいがちです。
・自分にとっては当たり前
・自社にとっては当たり前
・家族にとっては当たり前
このようなものにこそ、実は相手に強くアピールできる材料が眠っているかもしれません。ぜひ一度、情報の棚卸しをしてみることをオススメします。
田辺輝恭