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ストーカーが罪を犯すワケ

スパイダーマンってご存知ですか?

アメコミヒーローで、主人公のピーター・パーカーがある日品種改良された毒グモに噛まれて、クモの力を手に入れることから多くの出来事に巻き込まれるストーリーです。

最近では、アベンジャーズにも出演していて、人気の高いキャラクターの一人です。

というか、かくいうぼくも、スパイダーマンが大好きですw

で、今アマゾンプライムビデオで一部のスパイダーマンシリーズが観れるのですが、先日「アメイジング・スパイダーマン2」を視聴しました。

こういったアクションもののストーリーには、戦いになるきっかけが描写されています。もちろんアメイジング・スパイダーマン2も例外じゃありません。

そして、そのきっかけが現実でも起こる可能性が高いものだったので、シェアしようかなと思いました!

アメイジング・スパイダーマン2の敵となるのはエレクトロ」という怪人なんですが、『恩義の返報性』の影響で、スパイダーマンと対峙することになります。

『恩義の返報性』について説明する前に、簡単にあらすじ(壮大なネタバレ注意!)を紹介します。

スパイダーマンの敵になるエレクトロは、もともとはマックスという名前の電気技師でした。

技術や頭の良さはエリートクラス。だけど風貌がかなり冴えなかったので友達もひとりもおらず、会社の中でも少々浮いた存在となってました。

そんな彼はある日、ニューヨーク市内を歩いていると事件に巻き込まれます。

オズコープ社という世界トップクラスの一流会社(アイアンマンでいうスタークインダクトリーズ社みたいなものですw)が強盗に襲撃されたんですが、爆発の飛散物が彼に向かって一直線に向かってきたのです。

ですが、そこを間一髪でスパイダーマンに助けられます。

しかもその際スパイダーマンが「君はぼくの手足だ。いないと困る」みたいなことを言っちゃうもんだから、友達が一人もいないマックスは、スパイダーマンの熱狂的ファンとなります。

そして来る日も来る日も、スパイダーマンのことだけを考えるようになります。

自身の誕生日の前日も、たった一人でケーキを準備してひっそりと祝おうと計画を立てるのですが、その時も壁中に貼られたスパイダーマンのポスターを相手に妄想でおしゃべりをしている重症度です。

ですが、誕生日の当日。

上司っぽい人から「設備のトラブルがあるから残業して直せ」みたいなことを言われます。

「いや、今日は誕生日だし帰りたい。他にもスタッフはたくさんいる。」と食い下がるマックスですが、内向的であることが影響して上司っぽい人の押し付けに応じてしまいます。

このことがきっかけで事故が発生。

設備の復旧の際に発生したスパークで吹き飛び、そのまま大量の電気ナマズがいる水槽に転落。耐えられないほどの電気を浴びて怪人エレクトロに変化してしまいます。

自分がどうなったのかワケのわからないエレクトロは、ニューヨークの街中をふらついます。

何が起こってるのかわからない。なぜ生きてるのかわからない。でも、無性に電気を体内に取り入れたい。そんな衝動にかられて、ニューヨーク市内のメイン配線をぶった切り、自分の体に押し当てようとします。

もちろんニューヨーク市内は大パニック。警官も立ち向かいますが、まっっっったく歯が立ちません。

しかし、エレクトロの内心は違いました。なんと、みんなから注目されていることに快感を覚えていたのです。

もともとエレクトロは、友達がひとりもいない冴えない電気技師マックスでした。なので、街頭の大型テレビジョン全てにエレクトロの姿が映し出されたことで、「こんなにもオレが注目されてるなんて!」と喜んでいたのです。

しかし、そんな中さっそうとスパイダーマンが現れます。

もちろん市民も大盛りあがり!街頭の大型テレビジョンも、全てスパイダーマンの映像に切り替わります。

そして、マックスのことを全く覚えていないスパイダーマン。

エレクトロも必死になって、助けられた時のエピソードや、自分がどれだけスパイダーマンのことを想ってるのかといったことを語ります。

ですが、スパイダーマンの口からは、エレクトロが欲しい言葉が出てきませんでした。

するとエレクトロは逆上。「自分が目立つためにオレをダシにしやがったな!」と言いがかりをつけ、襲い掛かります。




というのが、アメイジング・スパイダーマン2の戦いのきっかけです。

この流れが、まんま『恩義の返報性』なんですが、これは一方的な想いを持ってる人が「裏切られた」と感じた時に発しやすいです。

例えば、アイドルの追っかけなんかもそうかもしれません。

アイドルを支えようとグッズを買ったりして、ただただ一方的に気持ちを高ぶらせます。そしてメールを送ったりファンレターを送ったり、エスカレートするとストーキング行為を行ったりしてしまいます。

ですが、どれだけ頑張っても(頑張ってると勘違いしていても)アイドルからは何の特別な関心はありません。

すると「これだけ支えてるのに、なんでオレだけを見てくれないんだ!」となり、一周回って激怒し始めるのです。

これが、『恩義の返報性』です。

以前、返報性の法則について記事を書きましたが、それの思い込みバージョンですね。

人間にはこんな心理変動もあるということを、知っておくのもいいかもしれません。

ReveDunJourプロジェクトは"夢”に特化し、子どもたち若者たちへ夢の持ち方・叶え方を発信しています。世界で夢を叶えてきた達成者たちが在籍。彼らから知恵と考え方を絞り取ることを是非としています。大和の心で我が儘に。