初心を思い出した本との出会い
今日は配信で知り合った逸木裕さんに素敵な小説を教えてもらって初心を思い出した話です。
■00:00Studioで知った小説家の逸木裕さん
00:00Studio(フォーゼロスタジオ)の配信で知った逸木裕さん。
逸木さんの配信は時々見ていたんだけど、執筆中にコメントするのに気が引けてひっそりと見てました。ある日、逸木さんが私の配信でコメントしてくれたのをきっかけに、私も逸木さんの配信でコメントしてみたんです。
ちょっと勇気いった。
相手はいっぱい本を出してる作家さんだし、もくもく書いてるとこ邪魔したくないなーって。
私はここ数年ほぼノンフィクションしか読んでいなくて、配信をきっかけに逸木さんの小説を読んでみたのです。で、そのことを伝えようと思ってコメントしました。伝えられる環境があるわけですし。
配信にお邪魔したところ、とても気軽にお話ししてくれて嬉しかった!
今読んでいるのは、「電気じかけのクジラは歌う」です。
「ヒトはもう、創作らなくていい――」というフレーズが気になって最初に手をつけたのですが、登場人物の「揺れ」にひきこまれています。ノンフィクションにはないドキドキと楽しい緊張感。私の読むノンフィクションは結構切羽詰まる系のが多いので余計に新鮮。
■「線は、僕を描く」(著:砥上裕將)を教えてもらった
その配信にお邪魔した時に「水墨画のいい小説ありますよ」って素敵な本を教えてくれた。さらっと本の紹介をしてくれたんだけど、その説明がわかりやすかったので興味を持って、さらに砥上裕將(とがみ・ひろまさ)さんも水墨画を描いている方だと聞いて絶対読もうって決めました。
■読んだら水墨画をはじめたころを思い出した
描くときの姿勢とか意識とか共感するところがたくさんあった。そして水墨画を始めた頃を鮮明に思い出しました。あのころ夢中でひたすら半紙に描きまくってたなぁと。
以前の自分を懐かしくも思うし、あの頃の新鮮で真摯な気持ちを思い出せてとてもよかった。この本との出会いをくれた逸木さんに感謝。
あと著者の砥上裕將さんって若いのです。
私のまわりには30代で水墨画を描いてる人って少ないので。。。そういう方の存在を知れたのも嬉しかった。
■初心を思い出したら水墨画を描く理由が少しわかった
私は絵が好き。描くのも観るのも。
水墨画は?
時間も忘れて半紙がどんどん消費されていったあの時間、私は何にのめり込んでいたんだろう。あのころ何を考えていたんだろうって。そこに何かがあるような気がしてじっくり思い出して考えた。
そしたら描くのが気持ちいいんだって気づいた。
人間って素直ですね。欲望にだいぶ忠実だった。
線一本に自分の状態が現れるし、悩んでるなとか、体調がいいとか、そういうのが如実にでる。それで、ひたすら向き合って描いていると脳がスッキリしてきたりする。描くって行為をそのまま楽しんでいるみたい。
もっと深掘りしろとか、解像度上げろとか言われそうだけど、今はここまで気づけたのでよしとする。
■まとめ
今回、初心を思い出して、さらにもう一度体感するような感じでした。このきっかけがなければ、気づかなかったし、考えもしなかった気がします。
必死に思い出そうとか、脳だけでなんとか考えようとするよりも、本という鍵で扉を開いたような感覚でした。素敵なきっかけに感謝感謝。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
素敵なきっかけに出会えますように。
ではまた。
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