お腹にガスが溜まりすぎると...
※少し汚い要素があります。
高校2年生だった頃の話。
自分は緊張しやすいタイプ。緊張すると、お腹にガスが溜まってしまう。ガスが溜まるとお腹が痛くなってしまう。なので、授業と授業の10分間の休み時間にトイレに行ってガス抜き(通称おなら)をやりに行くことも多かった。
高校2年生ともなると、ほぼ強制で模試を勧められる。自分も受けることにした。
この模試というのは、受ける時間が長い。スタート9時40分、終了20時10分。休憩時間も入れて10時間半。
部活動にも入ってなかったので、20時まで居座ることになるのは人生初。
「まあ、なんとかなるだろう。知らんけど。」の精神で当日までいた。
当日、決められた席に座ると知ってる人は周りにはいなかった。クラスで分けられてる訳ではなかったらしい。
そんなアウェイな席で緊張して待っていると、これから行う模試の説明がされ、最初の科目の問題用紙が配られた。
数分間待って、最初の科目が始まった。
何も予習してなかったので、全然分かってはいないが、マークシートを塗るのは楽しかった。
最初の科目が終わって、若干お腹にガスが溜まってきた。しかしながら、まだトイレに行ってガス抜き(通称おなら)をしに行く必要はない程度。
次の科目が終わると、昼休憩に入った。若干ガスが溜まってはいるものの、座る力の入れ方を変えたら全く気にならなくなったので、放置。
その時初めて持参のソイジョイを食べた。カロリーメイトと同種のものだと思っていたので、ソイジョイのクニャ〜食感にすごく驚いた。不味かった。個人的に。
この間最初に座り始めてから席を一度も立たずに過ごしていた。
昼休憩の次の科目中、まあまあなガスが溜まってきた。通常、そろそろガス抜き(通称おなら)をしに行かなくてはならない。次の休憩で行こう。
このテスト、休憩時間は10分。普段の授業と一緒だ。お腹の調子が良くないので、トイレ時間はギリギリ間に合う程度だろうか。
ただ実際に休憩時間になってみると、最初にマークシートを回収をしだすのだ。これが何気に時間がかかる。2分3分程度。
こうも時間が削れいると、「今からトイレに行ってしまっては次の科目に間に合わないのではないか」「それはとても迷惑なのではないか」そんな考えが浮かんできた。
そんなことを考えながら周りを見ると、トイレに行く人たちも見える。ただ、自分はあの人たちよりも時間がかかりそうだ。
トイレに行くか行かないかで悩みすぎていた、休み時間は残り2分程度。まだ自分は考えている途中。
次の科目が配られ始めた。
次の科目が配られた以上、「今からトイレに行っては不正しそうと思えなくもないな」と思えてしまった。
なので、お腹のガスを我慢して次の科目を受けた。
ガスがここまで溜まった状態で過ごしたことは人生で一度もなかった。
ただ、次の休憩でも前回と同じ思考に陥り、トイレに行くことができなかった。
それを繰り返していると、テスト中、ガスでお腹が痛くなりすぎて、吐き気を感じるようになった。昼休憩中に飲んだ持参のコーヒーが出そうな気分。そんな感覚を抑えて抑えた。
もはや吐き気を抑えるのに精一杯で、テストは適当に問題見て、適当にマークしていた。
長きにわたって吐き気を抑えていると(2時間程度?)、流石に抑えきれなくなった。
完璧に上からアレが出る感覚。
喉の辺りが脱力しつつ、首筋が張る、身体の動作。
ただ、何も出なかった。
完璧に空(から)のゲボが出たという表現が正しいだろう。
感覚的には完璧に吐いたのに、ものは出ていない。
あまりにお腹にガスが溜まりすぎた人間は、吐き気に襲われて、空のゲボを吐くらしい。
人間ってそんなこと起きるんだと感心していると、吐き気がかなりなくなったことに気づいた。
ただ、そこから少し時間が経つとまた吐き気に襲われるようになった。
あと10分で最後のテストが終わりそうになっていたが、次の吐き気の行く先がどうなるか分からなく怖くなってきていた。
あまりにも危険を感じたため、そこで挙手をし、もはや問題を読まずにマークしたマークシートを試験監督に渡し、トイレに行った。
次は普通に出ました。なんなら、同時におなら(通称ガス)も出てきました。
あの瞬間は世界で一番惨めな人間だった気がします。
それが終わって教室に戻ると、テストが終了してみんなリュックを背負って帰ろうとしていた。自分も席に戻って、リュックを背負って帰ろうとすると、いつも一緒に下校していた友達が違う階の教室から迎えてきてくれた。
恥ずかしかったので、できるだけ軽めに伝えようと
「さっき吐いたんだよね」
と言ったら、
「マジ、そうなの、テストどうだった?」
と返ってきた。
これが優しさだったのか、あまりにもテストの結果を話したかったのかは今もわからない。
まあ、結論としては、お腹にガスを溜めすぎると、吐き気がきます。普通に吐きます。(個人の体験談)
おまけ:お腹のガスと座り方
あまりにお腹のガスを耐えながら座っていて学べたこともあります。
それは、「座り方によって、苦しさが違う!」です。
自分は医学のプロでもない人間なので原理はどうも分かりませんが、座り方で少し軽減しました。
まずこれ、ダメ。足を後ろに引っ込めるとガスの効果強め。
これ、良い。足前に出すと、さっきよりちょい軽減される。
参考にしみてね〜
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