スタグフレーション対策にビットコインを持つのは有りか
ドル円が1ドル114円をあっという間に超えてしまいました。給料が変わらなくても、物価が高くなってしまえば個人のお財布にとっては大きな大打撃です。今、世界的に資源価格が高騰しています。原油や小麦、鉄鋼などあらゆる原料価格が高騰し物価の価格も上がってきています。
景気が悪いのに物価が高くなっている状況をスタグフレーションと呼びます。賃金が上がらない中で物価が高くなっていけば、手元にお金は少なくっていきますので、現状維持のビジネスでは自然とマイナス収支になっていきます。
数ヶ月前に、テスラなどの大手企業がこぞって、ビットコインを買う背景にはこうしたスタグフレーションに対する対策もあるでしょう。個人の家計にとっても物価高はおおきな影響を及ぼします。このまま物価高が上昇していけば、代表的な暗号資産ビットコインの需要も増えていきそうです。
物価はどこまで上がっていくのか
私個人の見解としては、今までにない物価高がくるように思えて仕方ありません。今現在、異常気象やコロナといった人災で、物や商品の供給が滞っています。
持続可能な未来設計やエコシステムを度外視した先進国の過剰な消費行動が広まれば、こういった資源価格の高騰を招いてしまうのある意味当然の帰結と言ってしまえばそれまでです。
また、中央銀行による大量の紙幣発行でマネタリーベースが急激に増加しています。この先日米国はテーパリングを近々開始しますのでこの動きに歯止めをかけようとしていますが、世界のお金の供給量は増加傾向でかつ資源価値が希少傾向になってきていますので、スタグフレーションの勢いは今後も続きそうです。
暗号資産は持っておいた方が良い
国の力で経済対策を打つには限界あります。結局お金を刷らないと給付金の財源を賄えないわけですが、この行為が巡り巡って物価高に拍車をかけています。
おにぎり1個買うのに200円払うような未来がきてしまったら、老後に必要とされる2000万円を持っていても、それは今でいう1000万円の価値しかありません。暗号資産に対する考え方を、国全体で見直さなければならないところまで来ていると私は思います。
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