珈琲茶館 集
以前、通勤のために山手線を利用していたのだが、ちょうど五反田駅から「珈琲茶館 集」が見え、いつか行ってみたいと思っていた。
敷居の高さは椿屋珈琲に近い。特に階段を上ったり下りたりしないと店内に入れず、外から様子が分かりづらいのももどかしい。だが、そういういう風に躊躇ってばかりもいられないので、思い切って入店してみた。
まず感じたのは、接客が非常に丁寧ということ。初来店で既にVIP気分である。近くの席の人はどうや常連らしく、店員に顔を覚えられるのは気まずいと思う人もいるかもしれないが、そういうところも気持ちが良い。
※ただ、どこかに必ず店員がいるので、店内見回すとその内の必ず1人と目が合ってしまうのは気恥ずかしい。贅沢な悩みだが。
メニュー書かれた値段を見て少々怯んだが、甘いものを食べたいという意思は揺るがず、秋限定のアップルパイを注文。飲み物はアッサムティーにした。
さて、集のアップルパイだが、これが少々変わっている。ゴロゴロとしたりんごに、サクサクとした端の部分。ここまでは普通なのだが、りんごの下の生地がスポンジなのだ。愛媛で有名な「タルト」、あの「の」の字型をしたお菓子に近い食感……。
肝心の味は、バターの風味がしっかりしていて美味しい。色々な歯触りを感じつつ、付け合わせのアイスも併せて完食した。
(紅茶もミルクを含め美味しく、ポットにコゼー付きで提供されるのが嬉しい)
それにしても、カフェから見る山手線は、のんびりとしていて良いものだ。