DEAN&DELUCA
随分前から、気になっていたことがある。
街行く人は、何故ポツリポツリと、「DEAN&DELUCA」のトートバックを持っているのか。
(田中調べでは、犬の散歩をする人、弁当箱を入れる用の袋にしている人、が多い印象)
その疑問は数年前からあるようで、ネットで調べてみると、「DEAN&DELUCAのバックが流行したワケ」といった趣旨の記事がヒットする。
そんなワケで、謎に日常的に目にしてしまう、DEAN&DELUCA。
この休日、朝に余裕があったので、カフェの方にお邪魔してみた。
「Morning Set」とは相対的に安いものだが、それでもややお高めで躊躇する。
だが、私は大のアボカド好きで、メニューに「アボカドトースト」なるものがあったため、ついつい注文してしまった。
お供はカフェラテ(アイス、Sサイズ)。
まず良いなと思った点は、店員さんが生のアボカドをその場でカットして、パンも注文後に丁寧に焼いてくれたこと。
DEAN&DELUCAとは、アメリカの高級スーパー? ……が発祥だとどこかで聞いたが、もし成城石井がカフェになったらこんな感じになるだろうか、とどうでも良いことを考えてしまう。
それと、壁掛けのメニューやポップの手書き感、ケーキやパンがオープンカフェのように陳列されているのもわくわくする。
肝心のアボカドトーストの味だが……。非常に、「丁寧な暮らし」感があった。
味は素材そのままを活かすスタイルで、人によっては薄味と思うかもしれない。
ただ、朝からこんな贅沢をしているんだぞと、それだけで十分である。
今回行った店舗は駅ナカだったが、これが例えばアメリカの公園にあって、外の緑や青空なんかが見えたら……と、想像が膨らんだ。