砂時計
作:tana
月夜の美しさ、
尊さをはじめて知った
優しい色は
ピンクやオレンジではなく
水色も緑もあることを知った
過去と未来を行き来できる
淡くて儚い感覚に
誰もが驚く
"あなは誰?"
そっと誰かに寄り添い
時にはそっと誰かの背中を押す
そして誰にも気付かれないように
姿を隠す
心地よい距離感を
心地よい居場所を
自然に作れる
まるで
ファンタジーの世界にいるような
魔法使いのような
そんな世界観を作れる
送り出す言葉達が
誰かの心を癒す
心の鍵を開ける瞬間
その時が
心の扉が開く瞬間
"こっちだよ"と導いてくれる
月の光は
想っている以上に
心の癒しとして
みんなの心に光をおとしてくれる
沢山放たれる光から
涙が溢れる 涙が止まらない
きっと
もう大丈夫だから
このままで
あなたのままで
という光が沢山溢れているから
楽しそうに
砂場に
小さい月を置いていく
ただ無性に悲しくなる日も
泣きたくなる日もある
それは自分の心にかける時間よりも
人の心にかける時間の方が多いから
自分の限界を知った瞬間から
自分を自分として受け入れた瞬間から
心の流れ、リズムが宿った
心の道しるべ
ただただ、その灯りが
空を舞う月夜の月と共に
また物語を作ってゆく
ひっくり返すのも
置いておくのも自由
きっと針の時間より
砂の時間の方が
きっと心地よい
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