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WAY OF THE HUNTERは楽しんどい。


買うゲームの3〜4割くらいジャケ買いです。

盛大に好みと合わないゲームと出会うことも多々あります。当然です。
自業自得、因果応報、身から溢れ出た錆です。

でもジャケ買いは止められません。

何故ならジャケ買いしたお陰で生涯愛せるゲームに出会えたし、レビューやオススメゲーム◯選みたいな動画で事前情報を入れてたれ買わなかったであろうゲームと出会えてしまったので。

また見つけた

ジャケ買いする上で、
自分の中で一つのが基準があります。

それはパッケージが絶妙につまらなそうなゲームを選びます。

というより自分の中での洋ゲーあるあるです。
洋ゲーのパッケージ、絶妙につまらなそうなやつ超絶面白い。

私の生涯愛せるゲーム、
ウィッチャー3を見てください。
白髪の髭おじさんのワンショットです。

PS4版ゴッド・オブ・ウォーを見て。
湖畔に浮かぶヨットに、ゴリ髭スキンヘッドおじと子供。

先日紹介したTUNIC もそうです。
可愛いけど、内容との差異を感じますでしょ。

この3本が自分のジャケ買いしたゲームベスト3です。
美的感覚は人それぞれですし国によっても変わるのも承知。でも果たしてこのパッケージ達だけを見て、このゲームは面白そう!買い!と人は思えるのか。

自分は思えない。
思わなかった。
でも買った。
えいままよと買った。
そして最高に面白かった。

だからジャケ買いはやめられない。
マッチングアプリはやめたけど、ゲームのジャケ買いだけはやめられない。
エッチな作品のジャケ買いは知らない扉開けすぎちゃってやめたけど、ゲームのジャケ買いだけはやめられない。

そしてまた、絶妙につまらなそうなパッケージのゲームを買いました。

見てください。このパッケージ。

自然と髭と髭と女性。
これは買い。
髭が裏切らないのはウィッチャーでもゴッド・オブ・ウォーでも実証済み。

そして結果、ちょっと狂ってるゲームだったので触りだけご紹介させてください。


WAY OF THE HUNTERとは

WAY OF THE HUNTER は、
病に伏せたおじいちゃんの代わり、主人公が広大なアメリカの大地で野性動物をハンティングする超リアルシミュレーション狩猟ゲームです。

超リアルというのが肝で、
難易度がネジ3本分くらいぶっ飛んでます。
そりゃリアルな鹿狩りとは比べられるもんじゃありませんが、ちょっとゲームとしておかしない?ってくらい難しいです。

自然溢れるアメリカの大地が舞台のオープンワールドマップで、様々な動物を狩るという分かりやすいコンセプトのゲームなのに、
ネジぶっ飛びすぎでした。

狩りをするゲームなのに狩りの難易度おかしくない?

リアルな狩猟といえばまず真っ先に鹿狩りが思い浮かぶと思いますが、このゲーム、鹿一匹狩るのがめちゃくちゃ難しいです。

実際に狩りの様子をご覧くだせい。

まず、わーーいわーーいなんて言いながら脳死で野山を駆け回ってたら、一生鹿一匹も狩れません。

基本的にこのゲームは走っちゃ駄目です。
走ったら鹿に出会うことすら無理です。

双眼鏡片手に、静かに歩いて、決められた時間に、鹿のニードゾーン(水場、食事、休憩場所)へ近づき、200m先にいる鹿がたてた物音を確認したら、そこから更にゆっくり近付きます。

この時、ゆっくり近づくだけでなくしゃがみも入れて視認性を下げます。

そして風向きも気にします。
風上にいると匂いで警戒されます。

そして距離は近すぎても遠すぎても駄目。

決して冷静にならないでください。
わしはゲームで何故ここまで息を潜めなゃならんのだ。と考えたら終わりです。

絶好の位置につけてもまだ安心してはいけません。

その獲物に適した銃が必要です。

銃によって狩猟ティアが1~6まであります。

狩猟ティア1:鳥類
狩猟ティア2:小型動物
狩猟ティア3:小~中型動物
狩猟ティア4:中型動物
狩猟ティア5:中~大型動物
狩猟ティア6:大型動物

動物の種類によって武器を変えないと、
倫理的狩猟は叶いません。

このゲームはリアル志向、
誉れを大切にした倫理的狩猟が必要です。
無闇に動物を傷つけてはいけないし、リアルなゲームなので下手なプレイしたら本当に心が痛みます。

なのでティアの高い銃で小型動物を撃つとオーバーキルです。獲物も心もズタズタです。

逆にティアの低い銃で大型動物を撃っても狩れません。星の瞬きの如く逃げます。

狩猟に持っていける銃は2つまで。
車で変えることもできますが、車から動物を見つけても「車より早いんじゃねーの!?」ってスピードで逃げていきますので注意です。

なので狩る獲物をあらかじめ決めて準備しておく必要があります。


今回狙っているのは
鹿の中でも大型に属するヘラジカ

さあ、場所も良し、銃も良し、ヘラジカも落ち着いている様子。

でもまだです。
まだ撃ってはいけません。
動物にはそれぞれ個体差があります。

優秀な個体、若い個体、雌ばかり狩ってしまうとその地域の動物の品質が下がり、それは狩場の崩壊を意味します。

しんどいです。
厳選要素まで引っ張り出してきてしんどいよ。
でもここまで来たら諦めない。

獲物は決まりました。
ようやく銃を取り出します。

あとは鹿のどこを撃つかですが、
絶対に頭を撃ってはいけません。

倫理的狩猟においてヘッショは絶対タブーです。心臓、肺を狙います。

心臓、肺を外すと獲物を無駄に苦しませま、追い回すことになります。

追うときは獲物の血痕から探しますが、
この血痕がまあ見辛い。
追跡の難易度もイカれ狂ってます。
いろんな意味で狙撃は絶対ミスれません。

なので撃つ場所、タイミング、
冷静に、落ち着いて。

うーーーしんどい。ぶっぱしたい。
うーーーーっと集中して、、

こっち見てる、こっち見てる
えーーい!パーーーンッ!!

綺麗に鹿の臓器に当てると、
その場で鹿が倒れます。

GG、お疲れ様でした。

今回の報酬は495円。
狩猟評価は満点です。

これで頭を撃ったり、追いかけ回したり、銃のティアや距離を間違えると評価が下がります。報酬も下がり、心も荒み、罪悪感に襲われます。

物価は安い銃が1000円~位なので、
ヘラジカを最低でも2匹くらい必要です。

今回ヘラジカ一匹を狩る為だけに掛かったリアル時間は20分です。一回ミスりました。

初めての鹿狩りは1時間掛かりました。
プレイヤースキルによると思いますが、運が良い(鹿がたまたま近くにいた)以外はどんなに早くても5分は掛かるんじゃないかと思います。

そう、だからね、だから、

大概にしろこのゲーム。
なんだこのゲーム。
鹿1匹とAPEXの最終リングまでが同じくらいの時間掛かるって。
大人のゲームが出来る時間を舐めないでいただきたい。日々の限られた時間に、ここまで悠長にゲームする余裕は無いのだよ。

そう思いながら、ゲームを消し、寝床につく。

でも何故だろう。明日はあの辺であの動物を探そうと寝床で考えてる自分がいる。
また狩りに行きたくてしょうがなくなってる自分がいる。
なんだこのゲーム。なんなのマジで。

ってなるゲームです。


ストーリーも充実してるんかい

このゲーム、ストーリーもしっかりあります。
しかも話の内容も面白いです。
狩りとはなんぞやと考えさせられ、
ミステリー、ハートフル要素ありです。

面白いですが、
平気で熊狩って来いとか言ってきます。

ストーリーを進めず、
ただ狩りに没頭するのも良いゲームですが、
自分はサイドクエストまでしっかりやりたい性分なのでかなり足踏みしてます。
ストーリークリアはだいぶ先になりそうです。


めちゃ人は選ぶし、くっそ時間も必要だけど

確実に言えるのは、
万人に勧められるゲームでは絶対無いです。

多種多様な煩わしさと不便さが詰め込まれたブラックゲームだと思います。

でもね、でも、
悪夢は巡りそして終わらないものですけどね、

広大な自然の中をのんびりドライブやハイキングしても良い。
ストーリーや依頼をサクサク進めても良い。
未踏の地を探索しても良い。
高難易度の獲物を執拗に狙っても良い。

色々なオープンワールドがあって、色々な自分になれるゲームが多い昨今ですが、このゲームほど本当のセカンドライフ的に楽しめるゲームはそう無いと思います。

それほど良く出来たゲームだとは断言できます。

基本的にやり始めたゲームはクリアするまで他ゲーをやらない自分ですがこのゲームでそれをやると年内潰れそうなので、
のんびり、ゆっくり、やり続け、楽しんでいこうと思います。


気が向いたら皆様もハンターになってみてくださいませ。
オンラインもあるのでお友達ともぜひぜひです。