3月16日
ちょっと前まで、お隣さんや組合の人が家を尋ねてきてお茶のみをするのはごくごく普通のことだった。その場が今はスーパーの無料休憩所に変わった。〇時間までにして下さいとか長い時間席を占めないでください、とか書いてはあるが、守っている風には見えない。楽しそうに半日をそこで過ごしている(ように見える)。時々おじいちゃんも混じっている。
私はこの方たち、ちょっと前までは、なんとなく家に居ずらくてかわいそう、とどこかで思っていた。
しかし今は違う。こうしてスーパーまで出て来られるのは、元気だからだ。母のように腰が痛くて歩けないのでは来ること自体が無理なのだ。母はパーキンソン病でもある。
スーパーの休憩所の一角を占める元気なシニアを羨ましく思う。
母は今日施設に入所した。これからの人生がまた幸せであればいいな。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?