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【読書】流浪の月

久しぶりに勢いよく読めた。
買ったのはかなり前で、今日まで読まなかったことを後悔した。

小児性愛者の加害者と女児被害者になった二人の話。
真実と事実は違う。
でもそんなことは二人にとって以外は関係ない。

何度も辛くなった。
ここからラストまでどうなっていくのだろうと。

この本を読んだとき、
ある意味自分は何者にでもなれると思った。

「誰もがそれぞれの地獄を背負っている」
この言葉をどう捉えるのか。
なんのレッテルも貼られていない自分は
その地獄の中をどう生きるか自由だと思った。

今自分が不安定な中にいて、
消えてなくなりたいとさえ思っている。
でもそのときにどこに行っても追いかけてくるものはないんだと思った。

本を読んでいると没頭して色んなことを忘れ、
感情移入しやすい私は自分に置き換えて妄想する。

話題作には話題作なりの魅力がある。
そしてやはり、女性が描く話と男性が描く話は読みやすさが全然違う。

次は何を読もう。


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