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テレビ壁掛け⑯ サウンドバーをテレビの壁掛け金具に固定


普通はテレビボードの上に置いたり
壁にネジで固定するサウンドバーですが、
”テレビの”壁掛け金具を利用して、
壁にあらたな穴を開けることなく壁掛けしました。

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壁掛けにしたテレビ。音声をさらにグレードアップしたく、
楽天スーパーセールに合わせてサウンドバーを購入。

こちらもテレビ同様壁掛けにしてみます。

サウンドバー本体の壁掛け穴

ほとんどのサウンドバーには、壁掛け用のひっかける穴がついてます。

各社の説明書を調べてみたところ、
サウンドバー側の穴には、モニターにおけるVESA規格のようなものがなく、
メーカー・商品によって穴のピッチも大きさもバラバラのようです。

ウチは壁面補強はしてあるので、
購入した機種に合わせて壁にネジを打てば、
サウンドバーの壁掛けなんてどうってことないのですが・・・

今後サウンドバーを買い替えたときに、
使わないネジ穴が残ってしまうのは避けたい。。

というわけで、壁に追加で穴を開けずに
サウンドバーを「壁掛け」にする方法を考えます。

サウンドバー壁掛けのための汎用金具

サウンドバーをテレビとを固定する金具が販売されていて
いくつか種類はありますが、すべてテレビのVESA穴に固定するタイプ。

サウンドバーによって異なる
ネジピッチ(間隔)に対応できるようになってます。

とくに左右首振りタイプのテレビ壁掛け金具を使っている方は、
サウンドバーも壁ではなくてテレビ本体に固定したいですよね。

この金具を使ううえでの最大の難点が、
壁掛けにしたテレビをいったん外す必要があること。
一人でできる作業ではなく
かなり大掛かりになるので他の方法を考えました。

固定ネジ4本のうち下2本だけ外して
サウンドバー用金具を取り付けるのは危険を伴うのでやめましょう。

テレビ壁掛け金具への固定を計画

うちが採用したテレビ壁掛け金具(ハヤミMH853B)は、
左右への首振り機能がないもの。
(壁やテレビ本体への負荷がかかりそうなので首振りはやめた)

壁側にネジ止めしてある金具の下端にネジ穴が余っています。
ここにL字金具でサウンドバーを固定することにします。

組立説明書より。赤マークの部分に取り付ける

ステー(金具)

サウンドバーを固定する穴周囲の寸法を測りました。

サウンドバーの取り扱い説明書を確認して、
ネジピッチ(2本のネジの間隔)や
本体側の穴の大きさ(>ネジ頭の大きさ)や、
引っ掛けるためのネジの長さを確認できます。

これらをメモに書き起こし、必要なL字金具の寸法を割り出しました。

寸法メモ

・直角部からテレビ壁側金具の固定穴まで20mm以上
・直角部からサウンドバーの固定穴まで161.8mm以上

地域で品揃えが一番のホームセンターへ。
この条件にあてはまるサイズで、
つや消しブラックで目立ちにくそうなL字金具を見つけました。

ハイロジック 19A416-7

座金とナット

既製品のサウンドバー固定金具を買えば
マニュアル通りにネジや座金を組み上げるだけですが、
汎用の固定金具なので、ネジ類は必要なものを準備しなければいけません。

ネジについては、壁掛け金具をテレビに取り付けるときに勉強しました。

座金やナットについても勉強して必要なものを選んで購入してみます。

座金は、平座金(ワッシャー)やバネ座金が代表的。
このほか、滑り止め作用を期待した特殊な座金もある。

平座金のはたらきは以下のようなもの。
・ネジの座面による圧力を分散させること
・母材の保護:とくにアルミのような柔らかい材料
・接触面積が増すのですべりにくい
・ネジよりネジ穴の方が大きいときに調整する
・表裏があり、角が丸みのある方が表・角が立っている方が裏
・母材への食いつきを優先するなら母材に裏を当てるし、傷防止を優先なら表を当てる

バネ座金は、平座金の一部がカットされていてバネ状になっている。
ネジとナットを締結することでバネがつぶれ、
バネの復元力によって摩擦を上げることでゆるみにくくするのが目的。
だが、効果には懐疑的な声も多くむしろゆるみやすくなるという説も。

6角ナットには、1種・2種・3種とある。
1種:片面に面取りしてある
2種:両目に面取りしてある
3種:1種2種と比べて厚みが控えめ(薄い)

これらをふまえて、バラで購入できるホームセンターに行き、
座金とナットをチョイスしました。

今回購入したネジ・座金・ナット

壁側金具への固定に使うネジ・座金・ナット

  • 壁側金具の穴はM8、L字金具の穴がM6→ネジはM6を選択

  • ナット側はテレビの奥になり工具を入れにくいので蝶ナットを使う(M6)

  • 壁側金具の穴が大きめなので、
    大きめの座金を探したところ角座金がちょうどよかった

  • すべての厚みを踏まえてネジの長さを選択

蝶ナット(M6):バネ座金(M6):平座金(M6):L字金具:壁側金具:角座金(M6):鍋小ネジ(M6x16)

サウンドバーへの固定に使うネジ・座金・ナット

  • サウンドバー側の穴は鍵穴状になっていてM4ネジ指定。

  • L字金具を2つのナットで挟み込んで、
    引っ掛け用のネジ頭を飛び出させる

  • ネジ先端側は安全のため袋ナットを使う(M4)

  • L字金具の穴はM6用なので、サイズ調整のためM5の平座金を使用。

  • すべての厚みを踏まえてネジの長さを選択

袋ナット(M4):バネ座金(M4):平座金(M4):平座金(M5):L字金具:平座金(M5):平座金(M4):3種ナット(M4):トラス小ねじ(M4x20)
サウンドバーに引っ掛ける部分が飛び出した構造

取り付け作業

サウンドバーの説明書に従い、
壁側金具の正中から左右に228.5mmのところにL字金具を固定。

サウンドバーの穴の間隔にあわせてL字金具を設置
テレビ壁掛け金具との固定部分
ぴったりハマり、ほぼ画面とツライチになりました

電源とHDMIケーブルを接続し、
ケーブルが目立たないようにマジックバンドでL字金具に固定して完成。

テレビとの間隔を確保

(後日追記)
取扱説明書を読んでいると、
テレビとサウンドバーとの間隔を70mm以上開けるように
と書いてあるのを見つけました。
20mmほどしか間隔がなかったので、金具を追加して是正しました。

金具同士を2箇所で締結しました
トラス小ネジ(M6x10):バネ座金(M6):平座金(M6):L字金具:平座金(M6):袋ナット(M6)


(2020-12-11に投稿した記事の移転・再投稿です)

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