ライオン・キレイキレイ泡ハンドソープオートディスペンサーを分解
社会情勢により一気に広まった手洗い需要。
あまり聞かないメーカーのハンドソープディスペンサーが数多く流通し、
比較的通販サイトでのレビューの評価がいいものをいくつか試しましたが、
数か月もすると不調になることの繰り返し。
そんななか、ライオンから
あまり聞かないメーカーと同価格帯の
お手頃なオート泡ディスペンサーが出たので購入しました。
さすが有名ブランド、壊れることなく動き続けていましたが、
飛び散ったハンドソープでヌルヌルになった本体に、
軽く水をかけて洗ってしまったせいか、電源ボタンが応答しなくなりました。
(生活防水なので水をかけてしまってはダメです!)
他社のものより十分長持ちしたので(1年弱)、
また同じものに買い替えましたが、
直せる可能性があるのか?内部構造を見てみたくて分解してみました。
(1)本体カバーを外す
天面のカバーを開き、2箇所のネジを外します。
もう一つ、上部のカバーが取れます。
もう2つのネジを取ります。
吐出口&上部センサーを固定しているネジを外します。
これで本体のメインのカバーを上に抜き取ることができます。
(外していなければ石鹸液タンクの蓋を取っておきます)
カバーが外れたところ。
石鹸液を吸い上げるチューブを抜けば、石鹸液タンクも外せます。
(2)ポンプ部
石鹸液をタンクから吸い上げるチューブと、
吐出口に送るチューブ(2本)が、ポンプ部分につながっています。
4つのネジを外します。
シルバーのネジは長いです。
ここはさらに2つに分割できます。
滑ってしまう場合は輪ゴムなどを巻いて。
カップ状のゴム部品(左)と
チューブがつながっているところは逆止弁(右)になっています。
3つのゴムカップが付いている真ん中の金属棒をモータが回すことで、
ゴムカップが上下して、タンクから吸い上げる&吐出口に送る動作をします。
弁のパーツ部分で空気も取り込んで、石鹸液が泡状になります。
(3)操作部・基板部
下部のセンサーがネジで固定されています。
電源ボタンのプラパーツをめくると、
半透明シリコンで防水保護されています。
下面の電池ボックスにあるネジ4本を取ります
下部のカバーが外れると、基板が見えます。
2本のネジで固定されています。
基板に、パイロットランプと電源ボタンの部品があります。
(直接基板のボタンを押しても動作しませんでしたので、修理はあきらめました)
(4)モーター
モーターに偏心の回転子がついていて、
これがゴムカップについている金属棒を回転させます。
2本のネジを取ります。
モーターが外れます。