夢の中は今日
何曜日の何時なの
ずっと住み慣れた部屋の中なのに
早く帰りたい
白春夢 / My hair is bad
日本語でロックを奏でる必要性を
実感できるバンド。
日本語のたった5つの母音
単調なパワーコードみたいだけど
確かな音色の一部として味わえる
そんな邦楽ロックに
恋をする日本人として
生まれてこれてよかった。
来世はできれば有名人でいたいけど
現世は邦楽ロック親衛隊で、まあ
手を打とう。
天才を見つけ次第
邪魔にならないように
邪魔が入らないように
通りやすいように道を開けて
目一杯手を叩いて鼓舞してあげる。
限りなく地味な役回りで
限りなく黄色い声から程遠い。
限りなくモテる要素は少ない。
しかし逆説的に
-そんなもんと無縁でも
実は大丈夫なんだよ-
と
いつだって六弦を掻き鳴らして
天才達が示してくれる。
ロックがロックである所以は
カッコ悪さと向き合うことにある。
だからどんな国に住んでいようと
日本語でシャウトしたくなるのは
当たり前過ぎて忘れがちなことだ。
洋楽にハマれない自分を恥じるな。
あるいは、J-ROCKを
J-POPと間違えられたら、
適当に、
ミスチルが好きだと答えたらいい。
髭ダンでも口ずさんでおけば尚良い。
いつだって邦楽ロックは
ダサくてイモい僕ら自身の中にある。
エモい焦燥感を残しながら。