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【93冊目】アサーション

2023-12-13

最近、東京に行ったり来たりしていたので、車内で少しばかり本を読んだ。

忙しかった4日間がとりあえず終わったので、読書日記を書こうと思う。


今回読んだ本は『アサーション入門』である。

何のきっかけでアサーションを知ったのかは覚えていない。

しかし、脳の片隅に「アサーション」があったので、風舟の古本市で出会い買った、と思う。


アメリカの心理学者ウィルピィは、人間関係における自己表現は3つあると言う。

①自分<他人 自分を後まわし = 非主張的自己表現

②自分>他人 自分を優先 = 攻撃的自己表現

③①②の両立 = アサーション

アサーションはまず自分のことを考える、そして他者のことも配慮した自己表現である。


第一章でアサーションについての説明があったのち、第二章では人間が許されている3つのことについて解説があった。

①自分らしくあってよい

②気持ちや考えを表現して良い

③過ちを償う、謝ってよい


私のテーマである「自由」(=自らに由ること)はしばしば共同的であることと矛盾するように思われるが、

本書では自分らしくあってもよい(=自由)と他者を大事にすること(=共同的)であることは矛盾せず、むしろそれらをつなぐものとしてアサーションがあると言う。


第三章からはアサーションをした時にどうなるのか、アサーションのコミュニケーションのやり方、事例などを紹介していく。

もし興味を持った方がいたら読んでみてほしい。


今寮で働くうえで、アサーティブなコミュニケーションが出来ない寮生はたくさんいる。かく言う私も攻撃的コミュニケーションが優位な人間だと自分で思う。

本書で寮生が何を思い込んでいるのか、また何に気づく必要があるのかということを学ぶことができた。

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