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【54冊目】難しかったですね、、

2020-10-29

今回読んだ本は『歴史と哲学の対話』という本である。

竹田青嗣さんお名前を見つけて借りたのだが、内容は哲学×歴史学の話だった。
歴史学者本郷和人さんと哲学者の西研さんの対談、本郷和人さんと哲学者の竹田青嗣さんの対談という2部で構成されていた。

歴史の教育の何が問題で、どこに食って掛かればいいのか、これから歴史はどう変わっていくかを見ているかのようだった。

例えばよく言われるのは、年代を覚えるのって意味がないよね。「1600年関ケ原の戦い」って暗記するだけだから。
じゃあ文章題を増やそうと言って、「関ヶ原の戦いが起きたのはなぜですか?」って問題が出るようになったらその答えの暗記が始まる。
じゃあこれからの歴史はどんな問題が出るのか。「あなたが石田三成ならどうすれば徳川家康に勝てていたと思いますか?」とか、「石田三成が勝っていたら今の世の中はどうなっていたと思いますか?」とかそんな感じだろうか。なんだか小論文っぽい。


本郷和人さんは歴史を一般化するとか、語られるどこかの年代だけではなくて、もっと普遍としたものを取り扱っておられる方で、そう抽象化すると「くだらないことばっかり言っている」「よく知らないんだ」と批判を食らったらしい。

数学を専門とする私には一般化や抽象化の難しさが嫌と言うほどわかるのだが、歴史学ではそれを嫌うきらいがあるらしい。

ただ、哲学者には「歴史観」というものを持っている方が多いらしく、それは歴史学者も同じではないか。それなりに勉強した方はそういったものを見出していくものではないか。

私はまだ数学観を見いだせてはいないが、なんとなく「数学」のことについて語ることはできるようになっている感覚がある。

この「○○」について語れるようになるというのは抽象化や一般化の類だろう。

歴史観の例としては「戦争と平和が繰り返されている」とかだろうか(ごめんなさい、適当言ってる笑)


なんか思ったこととか、学んだことをつらつら書いたけど、本当に難しかった。

正直よくわからないままに本を読んでいた。

とりあえず、哲学は誰にも当てはまる一般化された理論を扱う学問ってことはわかったから、時代や国、人によって応用して使える。ということは数学の中にも組み込めるのではないか。

最近私のやりたいこと、やることが明確化してきていて、まとまりつつある。その中に哲学も入れられないだろうかと考えるところである。

『哲学と数学の対話』みたいな本はないだろうか?

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