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【52冊目】家族ね、、

2020-10-23

相変わらずタスクに追われていて、今も講義を3日分貯めてて、がんばって消化しなきゃ~と思っているところだが、本も借りて読んでいるので、締め切り直前に読み終える生活である。
今回読んだ本は『「家族の幸せ」の経済学』


教育と数学を専攻している私は、中室牧子さんの『「学力」の経済学』を読んでからエビデンス重視の教育の必要性と危機感を感じている。
今はとりあえず本を読んだり、統計学やデータ分析を勉強したりしてはいる。
その中室牧子さんが紹介されていた本である。



入口はそんなことだった。教育っぽい内容というよりは、正しい結婚周りの知識本みたいなイメージで読み進めていった。

帝王切開→落ち着きのない子に育つ
・母乳→頭が良くなる
・三歳までは母親がつきっきりじゃないと

こんなこと言われていたのかと初めて知った。一説は誤解であったりとか、そんなわけないとか、ちょっと考えればわかるようなこともあった。

ただ、本の内容には私も知らないことや、誤解なく知っておきたいことが多かった。

結婚のことや出産のことは知らないことというより、「あーあんまり考えたことないけど確かに聞いたことあるな」みたいな事例が多くて。それこそ少子化とか、晩婚化とか。
そういったものがどうして引き起こされているのかを経済学の観点から明らかにしてくださっていた。


一方で、子育てや幼児教育についてはそれなりに知っていたり、こうだろうなってなんとなく思っていたことも多く、裏付けをしていただいた感じである。

やはり幼児教育は非認知能力的な意味で重要である。これで幼児期の体験をどのように行えばいいのかだいたいわかってきた。いいね。

ただ、あまり考えきれてないことも浮き彫りになってきて、昨年の「幼児教育の無償化」についてはあまり議論をされているのを見たことがないし、私もあまり触れたことがない。
そもそもかもしれないが、保育園の先生や幼稚園の先生が来れるイベントってあまり数が無いようにも思える。
この辺は問題じゃないかな。問題意識を持つ人が増えなきゃ改革は始まらない。幼児教育の無償化が”悪い”というつもりはないけど、私はもっと優先すべきことはあったのではないかと思っている。


今度は『幼児教育の経済学』という本の存在を知ったので、この辺りは本を読んでみようと思う。

ネタバレを避けたので抽象度の高い感想になった。詳しくはメモ参照。

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