人生を変えた、2冊の本との出会い。社会人9年目で初めてやりたいことに気づいた話。
やっと、見つかった。やりたいこと。
私は読書が大好きです。
読書は、私にとって
自分の世界を広げてくれる「旅」みたいなものであり、
自分と向き合ってくれる「パートナー」みたいなものでもある。
これまでの人生も読書に支えられ、導かれてきた。
ずっとやりたいことが見つからなかった私が
2021年、2冊の本を通じてやりたいことを見つけたお話。
1冊目:「自分の価値観」と出会う。
社会人になって9年。
1社目の繊維商社でも2社目の広告代理店でも
営業として、忙しくも楽しい日々を送っていた。
仕事でしか得られない貢献感や仲間との結束感は好き。
でも「人生のこれだけの時間をかけてまでやりたいことなのかな?」
という問いは頭にあった。
そんな中で見つけたドンピシャな本
八木仁平さんの『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』
これまでもこういう自己分析系の本は読んだことあったけど、
この本はレベル違いで良かった。分かりやすかった。
内容的には、簡単に言うと「大事なこと・得意なこと・好きなこと」が
重なり合った部分があなたの本当にやりたいことです。というもの。
この3つを言語化するために20個近い質問形式のワークをやる。
自分と向き合う作業はやぱりしんどくて
一人では頑張れないので、彼氏を巻き込んで
ふたりで「やりたいこと合宿」と名付けて始動。
1問平均30~40分かかり、時にはリモートでやりながらも、
丸一か月かけて全部やり終えた!
一緒に最後までやってくれた彼には感謝しかない。
(ちなみにこのワークを通して、お互いの理解がめちゃめちゃ深まったので世の中の全カップル夫婦におすすめしたい)
その中で私が見つけた「やりたいこと」は
「関わる人が自分の幸せについて考え、選択した上で、
その人らしい幸せを創るための伴走者となりたい。
そして、世の中に多様な幸せの形を増やしていきたい。」
というもの。
高校時代をアメリカ過ごした経験や20代では幸せが分からずに悩んできた経験から、「自分にとっての幸せってなんだろう?」って考え、自分の手で幸せを作ることを、私自身諦めたくないし、みんなにも諦めて欲しくない。
そう強く思っていることに気が付いた。
2冊目:「ウェディング」に出会う。
さて、どんな価値観で仕事をしたいかは明確になった!
でも、これが叶えられる職業って具体的になんだろう・・・・?
という次の難題にぶつかる。
エージェントに相談してみると、人に深く関われるキャリアアドバイザーや、幸せを社会に広げられるwell-being系事業会社など。どれも魅力的ではあるものの完全に当てはまりはしないな。。。
そんな中、滞在していた長崎のシェアハウスに、
住人が読んだ本を増やしていく「みんなの本棚」があって
割と意識高めなビジネス本に混じって見つけたのが
CRAZY WEDDING創業者山川咲さん著『幸せをつくるシゴト』
読み終わって、目から鱗。
「結婚式」の概念が変わった。
結婚式って新郎新婦がそれを創るプロセスの中でこんなに深く人生と向き合うことができるものなんだ・・・!
カップルが結婚というタイミングで
「大切な人たちに伝えたいことはなんだろう?」
「パートナーとどういう関係でいたいんだろう?」
「自分の半生をどう表現したいんだろう?」
と考えることは、自分の幸せを理解することにつながり、
きっとその後の人生の判断軸のひとつになる。
そんな風に真剣に幸せを表現するカップルを見て
結婚式のゲストもきっと自分にとっての幸せを考える機会になる。
本を読み終えて「やりたいことが見つかった・・・!」
という安心感で涙が出た。
答えは本の中に。問いは自分の中に。
この経験で学んだことは、自分の状態次第で、本から得られるものは変わるということ。
私が『幸せをつくるシゴト』を読んで、ウェディングのプロデュースをしたい!と気付けたのは、そもそも「自分の価値観にあう仕事を探していた」から。
『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』を読んで本当にやりたいことが見つかったのは、見つけるまでワークをやり続けると決めてたから。
答えは本にあるかもしれないけど、問いは自分の中にある。
探している人のところに本は答えを運んできてくれるんだね。