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不老不死って実現するの?

不老不死っていうワードはよくマンガやアニメにでてきて、とてもロマンを感じますよね!今回はこの不老不死の科学的検証をしていきたいとおもいます!

まず、「老いる」とはどういうことなのでしょうか?いきものの体は細胞からできています。この細胞がウイルスなどといつも戦っているので定期的に細胞分裂してあらたな細胞へと生まれ変わっています。人間のほとんどの細胞は約6年周期で入れ替わります。

もとの細胞の総数よりも増えると「成長」、減ると「老化」と言います。年をかさねるにつれて分裂速度がおそくなり細胞の数が減るので「老化」するというわけです。

また、細胞には生まれながらにして分裂できる回数に限界があって、その回数を決める因子となるのが「テロメア」という塩基配列とタンパク質の複合体です。回数の限界をむかえるとその細胞は死んでしまうんです。

気づいた方もいるかとおもいますが、不老不死をなしとげるにはこの回数を増やせばよいということになります。実際にテロメアーゼという回数を増やす酵素がみつけられているんです!

そしてガン細胞はテロメアがテロメアーゼを無限につくりだせる不老不死の細胞なのです。だからガンは放置すると増殖してからだを蝕むのです。

ところが、人の脳と心臓の細胞は生まれてから死ぬまでほとんど細胞分裂をせず、せいぜい120年ほどで寿命をむかえるのです。そうなると、テロメアどうこうよりも長く生きられるようなDNAにつくりかえることが必要になってきます。また、記憶を保持したクローン人間をつくるという方法もあるかもしれません。

以上をふまえると、科学技術によって不老不死をなしとげるのにはまだ年月がかかりそうです。ただ、いろいろな研究が進んでいますので期待してみたいですね!

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