見出し画像

【ヒラタクワガタ】1月21日 羽化報告④

記事一覧へ

 最後のオスがサナギになりました。
 あとメス2匹が前蛹で残っていますが、2月中には全てが成虫になりそうです。

 今の状況は、育成67匹中、63匹が成虫、2匹がサナギ、2匹が前蛹となっています。
 内訳としては、オス29匹に対し、メスが38匹となっており、メスが多いのはいつものことです。

 さて、成虫の掘り出しですが、期間を空けての掘り出しとしているため、タイムラグが生じており、今回が折り返し地点となっています。
 では、行ってみましょう。

左から36mm、35.5mm、36.5㎜
38mm、37.5mm、37mm
34mm、35mm

 いつもに増して小型の子が出ていますが、8匹中4匹は、最初に投入したエサで成虫になる1本羽化のパターンとなってしまっています。
 温度管理には慎重を期したつもりですが、夏を乗り切るのは難しいですね。

18gからの63.0mm、19gからの64.5mm
19gからの63.0mm、16gからの61.0mm

 ぬぬ、結構期待していたのですが、正直ショックです。

 問題は2つありまして、1つは大きさの問題。
 前回は20gの子で残念賞でしたが、全体では20gが3匹、19gが6匹居りまして、今回は、その19gから2匹のエントリーだった訳です。
 3つコケたら、残り6つもコケるよねという話。だって同じ環境だもの。

 もう1つは形の問題。
 一見、幅があっていい形に見えるのですが、大顎がダメダメなのです。
 木クズが付いてて、それっぽくも見えますが、小さい1匹を除いて、内歯が無いんです。
 これは、顎が未発達で細いとも言える訳で、サナギの大きさの割に、体を作るための栄養が不足していたのだと思います。
 そうなると、餌の問題。これは困りますね。

 ちなみに、番号シールが全部青色なのは、同じ兄弟ということです。
 確か「羽化報告①」でも青色シールの個体が内歯レスとなっており、血統的な傾向もあるのかなとは思いますが、野外個体で内歯レスはまず見ないです。

 一応、過去写真で血統を追えるので確認します。

ママの姉、ママの兄
ママのママ(野外採集)、ママのパパ(野外採集)
ママの兄弟その1
ママの兄弟その2
ママとパパ(野外採集)

 皆、しっかり内歯があって、血統の問題ではないと思う。
 腕だね、腕。なおさらヘコむ。

 ま、次に期待しましょう。スマトラヒラタになる可能性も0ではないはず。

いいなと思ったら応援しよう!