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あなたの周りにいる『助けてくれる人』
こんにちは。アイ・ワークス神戸三宮の竹中です。
皆さんの周りには、ちょっとしたピンチが訪れても、いつもなんとか乗り切っている人がいませんか?
私の周りにも、そんな友人がいます。
会うと、「仕事で失敗しても全然気にせーへん!」と元気に話してくれて、その前向きさが友人のいいところだなといつも感心しています。
なんでそんなに失敗しても気にしないのか?と気になるところなのですが、
友人に聞くと、「できないことはできない。分からないこと、困っていることがあれば、隠さず全部オープンにしているから、周りに助けてもらえている」と教えてくれました。
すごく素直な友人です。だからこそ、自分の限界を認めることができ、できないことをオープンにすることで、自然と周囲のサポートを受けられているのだと思いました。
ただ、助けを求めるというのは、そう簡単なことではありませんよね。特に、困っていることやできないことをオープンにするのは、少し勇気がいります。
利用者さんの中にも自分をオープンにしていくことが苦手だったり、頼ることが苦手と感じている人が多いです。
でも、実際に声に出さなくても、自分の周りに助けてくれる人がいることを知っているだけでも、心が少し軽くなることもあります。
緊急時、避難に備えて防災グッズを用意している人もいるかと思います。物以外にも、緊急時に頼れる人、助けてといえる人を知っておくのも大切かもしれません。
知っておく上で、どんな人が自分を助けてくれるのか、リストアップしておくと可視化できて分かりやすいですよね。
ある利用者さんは、最初『周りに助けてくれる人が全然いなくて』と話されていました。
ですが、面談の中で話を進めていくと
「遠くにはいるけど、電話したら話を聞いてくれる友達」、
「家族も頼りたくはないけど、助けを求めると助けてはくれるかな・・」と実は助けになる存在がいるということに、気づかれました。
福祉の現場では、こうした『助けてくれる人』や『利用できる支援』を視覚的に整理するために、『エコマップ』というツールを活用します。これは、自分を中心に、家族や友人、支援機関などのつながりを線で結びながら図として可視化する方法です。
これを自分自身に応用して、家族や友人、職場の同僚、そして、アイ・ワークスなどの支援機関、自分が関わる全てのつながりをリストアップしてみると、自分がどんなに多くのつながりに支えられているかを実感できるはずです。
もちろん、リストが少なくても心配いりません。少しずつつながりを増やしていくこともまた、新しい一歩です。
そのつながりの中に、私たちアイ・ワークスが含まれているとしたら、とても嬉しく思います。