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新作 『コーヒー豆コースター』

以前から形にしてみたかったものの一つ。
それはコーヒー豆シルエットの布小物。

tam treeのコースターはマグカップをドンと置けるほど大きめサイズのものが多いのですが、このコーヒー豆シルエットはなるべく小さく考えていました。

大きさとデザインが決まり、制作開始となりました。


生地選び、生地合わせ。

生豆・浅煎り・中煎り・深煎り.....
調べてみたところ、コーヒー豆の焙煎の種類は細かく8種類もあるそうで、びっくりしました!!!

とっても嬉しい!!!発見でした。
生地も色々な素材や色があるので、コーヒー豆を表現するのに相性の良さを感じたのでした。
赤系、茶系、ベージュ系、緑系…
ふんわりコットン、目の詰まったタイプライターコットン、リネン…
コーヒー豆のための色々な生地選びは、私にとっても「なんちゃって焙煎」の時間のようで、とっても楽しかったです♪

毎度毎度作業台が埋もれてしまう作業、生地選び


セッティング

広いキルト芯の上に、表裏の生地を決めて裁断したばかりのコースター生地を留めていきます。
どんどん、どんどん、待ち針で留めていきます。

無駄なく所狭しと貼り付けたところでコースターの生地通りにキルト芯をカットして、その後ミシン縫いという流れです。

このセッティングでは少し余分に作っておいて、ここで微調整をしてから縫い上げていきます。

今回は55枚分。


アイロン掛けて、 返し口閉じて。

無事にミシン掛けができたところで表に返して、一つ一つの返し口を待ち針で仮止めします。

返し口のラインと全体の形を整えるために、この時にアイロン掛けをしています。
そうすると、この後返し口を手縫いで閉じるときに待ち針を外していても形ができているので、手間取らずで縫いやすいのです。

返し口をまち針でとめたタワー🗼


押さえ金は大切。

ミシンの押さえ金はとにかく色々な種類があるのですが、私はそのうちのほんのいくつかの押さえ金を愛用しています。

  • 直線用押さえ(通常)

  • 細押さえ(ファスナー付けに)

  • キルト押さえ(絵を描くように自由な縫い目にするときに)

少な目です。
もっと欲しい押さえ金もあって、あったら効率が上がるとわかっているものもありますが、べらぼうに高価なものもあるので、今のところはこの3つの押さえ金をフルに使用して制作をしています。

スプリングが効いた押さえに替えて、一枚一枚フリーステッチ。

今回のコーヒー豆コースターの大きなポイントは、焙煎の割れ目。
これをキルト押さえで縫うことで、普通の家庭用ミシンや刺繍ミシンのジグザグ縫いとは違った、もっと自由で細やかなステッチを入れることができるので、今回はキルト用の押さえ金を使用して面白い動きのあるステッチで焙煎の割れ目を表現しました。

絵を描くような感覚で縫えるので、とびきり楽しい工程でした!!



仕上げの刻印

イベントなどでお買い上げいただいたものをお渡しする際の紙袋にポン。
封筒にポン。
発送の梱包で、最後のところに留めるシールにポン。
ポン。ポン。ポン。
と、色々なところで使っているスタンプがあります♪

インクを布用に変えて布でも同じスタンプを使用できるので、作品本体にもポン。とスタンプする場合もあります。

特にコースターは制作数が多い作品なので、今後は布タグを挟まずに本体にロゴスタンプを押することになりそうです。

仕上がりました!!


完成したものの行方

こうして仕上がった新作「コーヒー豆コースター」は、撮影をして、SNSなどでみなさまへ誕生のお知らせをします。

そのお知らせを通じて、販売前にお問い合わせやご予約をいただいたり、お取扱店さまにお持ちしたり、オンラインショップへ掲載したり。
という形で、気に留めていただけた方の元へ旅立ちます✨

誕生させるまでは1人の世界だけれど、無事に思うものに仕上がった作品はたくさんの方にご覧いただけることで、どなたかの暮らしのお供になっていきます。

とてもとても幸せなことで
tam treeは続いていけるのです。
どうもありがとうございます。

仕上がったものを眺める時間は至福のひとときです。


オンラインショップへ

9月9日。
久々にオンラインショップへ作品の掲載ができました。
一切の前触れもなくて、どうもすみません💦💦
新作のコーヒー豆コースター、是非お楽しみくださいませ。

https://tamtree.official.ec/


お取扱店のご案内

こちらのコーヒー豆コースターは、まだオンラインショップ以外の展開をしておりません。

(9月末までの間で、tam treeアイテムのお取扱店さまへ納品予定です♪)


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