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ユダヤ人大富豪の教え ~その1~

 こんにちは,今回は大富豪になるための教材を紹介したいと思います・・・。私も大富豪にはなりたいですが,それよりもどのような考えを持っているとビジネスで成功するのかを知りたいと思い読んでみました。


 2003年に,出版された本田健さんのこの本は大変多くの人に読まれ続編も出版されている本です。
 著者に対する賛否もあるかと思いますが自分のためになる箇所を抜粋して記録に残したいと思い記事を作成します(今回は1章から2章までをまとめた形です)。

お金

1 年収500万円 VS 5億円の違い

 年収500万円の人・5000万円の人・5億円の人の違いはなんでしょうか。
 5億円の人が500万円の人の100倍働いているわけではないでしょう。むしろ,もしかすると5億円の人のほうが500万円の人よりも労働はしていないかもしれません。

 本書ではサービスの量と質で報酬額が決まるとされています。
つまり,提供したサービスの量と質(より多くの経済価値や喜びを相手に与えた人が)多額の報酬を受け取ることができるのが,社会の大原則であるとされています。

 先ほどの例にあるように,より多くの労働を行った人が多額の報酬を得るのではなく,提供したサービスの量と質を多く与えた人となるので500万円の報酬の人よりも5億円の報酬の人のほうが労働が少ないことも大いにありうるのです。

 そこで,大切になるのがお金は忘れてサービス(仕事)の向上に意識を向けること。普通の人は人からもらえるもの(給与・報酬等)にしか興味がない(・・・自分の好きな歌手がこの1曲を歌うと○○万円と思っていると嫌ですよね)。
 人は報酬がもらえるからという理由で何かを行う人よりも,自分の好きなことをしている人を応援したくなるものでしょう。

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2 ”自由人” VS ”不自由人”とは

 また,自分の立場をしっかりと把握することも必要とされています。自由人として人生を歩むのか,不自由人として人生を歩むのかを選択する必要を求めています。

 自由人:何もしなくても豊かに生活を送れる人,ただしリスクとして,世間からの誤解,批判や内にある罪悪感などと戦う必要がある。また,身の程を知らずに事業を拡大をすると破たんするので足るを知ることも重要。
 究極はビジネスシステムを作って何もしなくても報酬を得られることを目指すというものです。

 不自由人:やらなければならなことが多い人(日常的に仕事をしなければならない人,会社から給料をもらって生活をしている人=高給取りの医者や弁護士,毎日の仕事に追われている自営業の人も含まれます)。
 不自由人のスキルアップとは自分の会社にとって有益(≒会社での出世につながる)スキルの向上であり,自由人となる方法ではありません!

 また,誰しもが自由人になることが幸せになるとは限りません,自分の中に覚悟(上記のリスク)を持てない,リスクを冒したくない人は不自由人のほうが幸せに生活が送れるかと思います。

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3 自分の分を知る

 本書では,自分の大好きなことを仕事にすることを薦めています。自分が好きなこととは,静かで落ち着いていて,それをやるだけで本心からわくわくするような楽しいものです。本当に大好きなことを見つけるためには,今目の前にある仕事に全力を注ぐことで,自分の好き嫌いが見えてくるものです。


 よく昔から勉強が得意で大企業や医者,弁護士になる人がいますが,それをしていて本心から楽しいなら良いのですが,そうでないなら単に”得意なこと”であり,”好きなこと”ではありません。
 また,周囲からの羨望のまなざしを受けたいや期待を背負うことも好きなことと関係がないことを十分に理解する必要があります。
 

 私は京都に住んでいますので,”自分の分を知る”と聞くと龍安寺の「吾唯足知」(われ、ただ足るを知る)を思い出します。昔から自分のことを知ることは非常に難しい。自分が思う以上に欲を持っているのが人間かと思いますのでこの言葉を結びにこの記事を終わらせていただきます。

 続きの章はは次回にアップします。

 いつもご覧いただきありがとうございます。
 これからも、ビジネスに役立ちそうなものや京都に関するもので、有益なものがあればご紹介できればと思います。また、継続して書く励みになりますので内容に興味がある方、参考になった思われる方は、スキボタンをクリックいただければ幸いです。