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もう強制転勤とかできなくなるんじゃね?

久しぶりにnote書きます。転職して約半年、おかげさまでたくさん仕事を任せてもらったり(あふれてますが(^-^;)、直近は社名変更などもあって、だいぶバタバタしておりました。

ひと段落してちょっと(気持ちが)落ち着いたところです。

さて、最近ニュースを見て思うことがあったので書いてみます。


女性の働き方による生涯可処分所得についての記事

先日、男女の賃金格差について内閣府から資料が出てきた、というニュースがありました。

厚生労働省のサイトに上がっているこの資料は
「女性の出産後の働き方による世帯の生涯可処分所得の変化(試算)」
となっていて、賃金格差というよりは女性の働き方、特に出産後も正社員で働き続けるか、再就職しないか、によって世帯の生涯年収に違いが出るとのことです。

女性が出産後も「正社員で働き続ける」と「再就職しない」では、世帯の生涯可処分所得に約1.7億円の差が出る、と。

本やネットでもそんなことが言われていましたが、政府の試算でそんな数字が出てくるんだー、というのが正直な感想です。

この資料については、SNSなど見ると様々な見方があるようですが、個人的には就職する会社の選び方とか大きく変わりそうだなー、など思いました。

そりゃ二人で働き続けられればいいよね

私の今の会社も、前職も、女性も出産して普通に会社に戻ってきて、普通に働いてます。(多少役割が変わることもあります。)

以前から思っていたこととして、女性も男性も役割的に同じように働いて同じように稼いでいると、結構、二人の収入合わせた世帯年収は高いだろうなぁ、ということ。

昭和世代だとどうしても「男が稼ぐ」みたいな発想になってしまっていますが、男性のみ稼ぐ状態よりも、二人で稼いだほうが全然世帯年収高そうです。

昔は、女性は事務職系だったり、寿退社だったり、同じ条件で働き続けることが難しい会社、社会の構造だったと思いますが、まだまだ男女の賃金格差は大きいものの、女性が同じ条件で働き続けられる場所が大きく増えました。

今は、家庭の状況や転職などより、家庭の中で男女どちらかが一時的に働けなくなっても、もう片方の稼ぎでまあまあ生活できる状態が当たり前になるのだろうと思います。そうあってほしいです。

会社選びに大きな影響出るのでは?

先日、とある取引先で私たちを何年も担当いただいていた優秀な女性の方が退職されることになりました。伺ったところ、「家族の引っ越しに伴い」とのことでした。

詳細は伺ってませんが、パートナーの方の転勤に伴って退職して転職されるのだと思いました。(個人の解釈です)

「なんてことしやがるんだ」状態です。

自社、他社含めて過去にも同様なケースを何件か見てきましたが、パートナーの転勤に伴い、引っ越しし業務変更を余儀なくされる女性社員がまだまだ多いと思います。女性社員がたくさんいる会社からすると損害賠償請求したいくらいです。

しかし、男性も女性も普通に稼げるようになってくると、女性の転職によって一時的にまたは恒常的に世帯収入が下がる可能性が出てきます。そんな状態になってまで男性側も転勤するかな?その会社で働き続けようと思うかな?

現在、IT系でマーケの部署におりますが、前職でも現職でも女性のほうが多い職場で、しかも皆さん優秀です。マネージャーさんもいます。実績もそれなりに残し、それなりに収入も得ている場合、転職する理由のない人も多いと思われます。

そもそも、ITでマーケだとリモートワーク可能なのでパートナーの転勤があっても、現職の業務は継続しやすい、というのはありますが、コロナ禍も終了して出社したり現地に赴く仕事も増えているし、マネージャー職であればたまには対面でコミュニケーションしたほうがいいというのはあります。

言いたいこととしては、男性社員(の会社)の都合で転勤されると困るのです。

将来起こりそうなこと

将来はこんなことが起こりそうな気がします。

とある会社で男性社員に転勤の打診または転勤の業務指示を出したところ、「妻が転職すると世帯年収落ちるので転勤できません」「転勤するなら転職します」みたいな家庭が大きく増えそうな気がします。

もっと言うと、就職する時点で「転勤がない会社」に対するニーズが圧倒的に高まったり

「転勤するならパートナーの所得減分も保障してください」みたいな会話が出てきたり。

・男性も女性も働き続けられる
・転居を伴う転勤がない


この辺りは、特に若い人が会社を選ぶ際の「最低条件」になる日も遠くないと思ったりした今日この頃です。(国家公務員とか大丈夫なのかな?とか思ったりもします(^-^;)

おわります。

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