志賀シェフに極ふわ米粉パンを食べてもらえたの巻
先日、ハッピークッキングで開催された、シニフィアンシニフィエ 志賀勝栄シェフ の新春特別講座に参加してきました。
志賀シェフの講座は、何年か前からいつかチャンスがあったら参加してみたいと思っていたもののいつも満席でかなわず。今回、ようやく実物にお会いできました。
小麦のパン作りは何千年もの歴史があり、パン作りに携わる人も企業も世界中にうじゃうじゃ。製法という製法はもう出尽くしているんじゃないか?と思ってしまう分野。
しかし、その中で、志賀シェフは常に新しいことを考え、世のトレンドを作り出していて。自分にとっては尊敬してやまない人なのです。
もしご存じない方は、↓の記事など面白いです。
志賀シェフの著書「パンの世界 基本から最前線まで」
の中で、米粉のパンにトライしたいといった内容の記述があり、それを読んでからは、米粉パン作りに興味を持ってくれていることがなんだか無性に嬉しく、
志賀シェフに食べてもらえるようなクオリティの米粉パンが作れるようになったら、いつか食べてもらおう!!
なんておこがましくも夢見ておりました。
昨年レシピを確立させることができた、「極ふわ米粉パン」。
原材料<米粉、砂糖、塩、油、イースト>のみで、比容積4を実現できた、わたくし史上最高の米粉パンなんですが、
このパンを、昨年末頃、運よくプロのパン職人の方々にも食べて頂ける機会があり、とても高評価を頂くことがあったりしまして。
ようやく、プロのパン職人(しかも日本のトップを走る方々)にも、自信を持って出せるパンができたかもしれない!!!と嬉しくなりまして、今回の新春特別講座に、勇気を出して、極ふわ米粉パンを持参したのでありました。
講座終了後、挨拶とともに、パンを出すと、初めは増粘剤的なものが入ってないことが信じられないという感じで、何が入ってるの?と何度も聞かれました(笑)。
つなぎにはお米のペーストを使うんです、お米の品種はこれじゃないとダメで、などなど説明したところ、なんとか原材料に嘘がないことを信じてもらえまして、その場で袋を開けて試食してくださいました。
今まで食べた米粉のパンの中で断トツ!!
的な感想を頂き(その場でいきなり食べてくれたことに感動してしまい、何を言われたか記憶があいまいなんですが)、とにもかくにも驚きと敬意を示してくださったことがうれしくてうれしくて。
思わずその場でばんざーい!!なんてはしゃいでしまいました。
めちゃくちゃうれしそうなあてくし↓
ハッピークッキングは、以前グルテンフリーコースのレシピ監修をした経緯があり、その時にお世話になったスタッフの方が、今回の志賀シェフへの挨拶の際もフォローしてくださいまして、ありがたかったです(泣)。
あ、肝心の講座の感想を忘れていました。
今回の講座の参加者は、プロのパン職人やセミプロのような方が多かったかも?
ルヴァンリキッドだの老麺だのその辺の単語は知ってて当たり前、みたいなノリでした。
私も堀田先生のところで製パン用語や理論的なことを教えてもらっていたので、かろうじてギリギリついていけた感じです。
(でも、聞けば何でも教えてくれるので、初心者でももちろん大丈夫です!)
この手が、ずっと何十年も新しいパンを生み出して来た手なのか、、、と思いながらずーーっと手に見入ってしまいました。
ハード系のパンは、やっぱり窯で違いが出ますね、、、。
↓ これが石窯ドーム。
↑ これが武蔵。
さすが武蔵、縦方向の伸びが違う。
武蔵欲しい~~~~~!!!!!
↑ 柚子と栗のパン。
このパン、激うまでした。
栗のホクホク感がたまらん!!
メープル生地と栗と柚子っちゅう組み合わせに、小麦の旨味やら。
はああああ~~~~~~。本当に美味しかった。
パンのレシピ自体も興味深いものではありましたが、プライベートな話(ふだんの食生活、読んでる本、興味あること、などなど)がかなり面白くて、そんな一面に触れることができたのも楽しかったです。
そして、自分の実生活のダメダメっぷりに、これじゃいかん!!!と思うのでした。
とりあえず、今年はもっと本を読もう!!