点と点をつなぐ「connecting the dots」
「connecting the dots(点と点をつなぐ)」といったのはスティーブ・ジョブズ。
私という点は、両親という二つの点とつながっている。その両親も両親という点でつながっている。何十万年という人類の点のつながりで私がいる。それはすごいことだが、だからと言って私は大金持ちでもなければ、天才でもない。
点と点がつながって今があるが、ただそれだけだ。そのつながった結果が時代にマッチすればジョブズのように讃えられるが、大概はそんなことはない。
スティーブ・ジョブズは大学生のとき「カリグラフィー」に熱中し、数年後に当時のパソコンの読めればいいというフォントから、ジョブズは美しいフォントをMacに採用し、大きく時代が変わったらしい。
ジョブズはカリグラフィーの勉強をしたのは、先見の明があったわけではなく、単純にカリグラフィーが好きだったからだ。それがパソコンという点とカリグラフィーという点がつながってMacという点が誕生した。
で、私は最近、ポケモンカードバトルにハマっている。今日もポケカを買いカードデッキ(60枚のカードを組み合わせたもの)を、あーでもないこーでもないとひとり、色々と入れ替え、小遣いと労力をはたいて過ごした。夜、目が覚めるとポケカのことを考えてしまい眠れなくなることもしばしばある。
そんな無駄なことをやっている場合じゃなく、他にやるべきことがあるだろうと自分を責めたり、いや、一見なんの役にも立ちそうにないことが将来、すごいことにつながるかもしれない、と言い訳をする自分もいる。
ポケカという点と、なにか他の点がつながり思いもよらないところに行き着いたとしても、ジョブズのようになれるわけはなくて、ちょっとだけ違う世界にずれるだけなんだろうなあと思う。
何をやっても正解だし、失敗でもある。それを決めるのは自分だ、といいたい。