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無数の脳【エッセイ的妄想】

人は見たいことしか見えないし
人は聞きたいことしか聞こえないし
人は信じたいことしか信じられないし
人は感じれることしか感じれないし
感じれないことは感じない

人は自分を通してしか世界とつながれない
私の脳の外に世界があるとするならば

世界は脳がつくり出した仮想現実に過ぎないが
人は自分の脳がつくり出した仮想現実しか体験できない
だから人それぞれにそれぞれの仮想現実が存在していて
他人の仮想現実に関しては想像することしかできない

人は自分の仮想現実しか体験できないから
AさんとBさんの仮想現実にズレがあったとしても
どちらも真実である
他人の仮想現実を正確に理解することはできない
理解するためには脳の情報を100%共有するしかない
そうなると二人は一人になり
二人ではなくなる
もともと二人だったことが理解できなくなる

もしかすると私は複数(無数)の脳が100%同期した存在なのかもしれない
もしそうだとしても自分ではそれに気づけないだろう

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