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オレの性質が不便。【エッセイ】

自分に主導権がないのに、能動的にならないといけない一時間以上の予定があると、その予定がどんなものであれ憂鬱で、前日、もしくは当日の朝から落ち着かない。嫌だなあ、めんどくさいなあ、とどうしても思ってしまう。基本的に雇われ仕事全般はこれに当てはまる。

あと、時間が決まっていることも、すごくプレッシャーになって落ち着かなくなる。始まる時間は絶対に守りたいタイプの人間で、そのために早めに行動をする。待ち合わせ場所には余裕を持って到着するようにするのだが、いかんせん時間の計算が苦手で普通に一時間の計算間違いをする。間違える時は一時間早く待ち合わせ場所に着くことがほとんどだけど、時々逆の時もあって自分のダメさ加減に絶望する。

オレは昔から数字や記号を覚えることが非常に苦手で、算数をはじめ、時間や日にちの計算にも苦労する。
ついでに言うとスケジュールを覚えることができない。今日なにをどの順番でやるのかなんて、覚えようとしても頭に入らない。すぐに忘れる。スマホアプリのカレンダーでちゃんと管理していても、確認した端から忘れていく。だから不安で疲れる。

そんなこんな事情が相まって、オレは予定が埋まることを苦痛に感じてしまう。
スケジュールをすっからかんにしたい。その瞬間に、したい、しようと思ったことだけをしたい。できればずっとだらだらとしていたい。

そんな人間だから、なかなか社会生活はむつかしいし、いわゆる大人な社会生活を送ろうとしたら、精神が壊れてしまうだろう。

ああ、今日は週に二回のアルバイト。しかも三時間だけですごく楽しいバイトなのに朝から憂鬱なのだ。そんな自分が不思議で不便でしょうがない。

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